◆西森マリー『シェイクスピアの英語:世界のエリートが使っている』を読み解く
※要旨
・英語でも、ごく普通に使っているフレーズが
実はシェイクスピアの造語だったという例がたくさんある。
・彼の作品が現代英語に与えた影響は計り知れない。
・シェイクスピアの英語はいわゆる文語なので
日本人には親しみにくいかもしれない。
だが英語圏の人々には常識になっている
名台詞が山ほどある。
・彼の名台詞も、ほんの一言引用するだけで
その背後にある文化的な情報や深い感情を伝えることができる。
・シェイクスピアは現代英語でも日常会話のほか、
映画の台詞、ヒット曲の歌詞、新聞の見出しや
小説のタイトルなどによく引用される。
・英語も元ネタを知らないと話が通じないことがよくある。
そして英語圏の人にとって
こうした気の利いた会話の元ネタとして
頻繁に使われるのが、シェイクスピア。
・イディオムや単語を暗記し、リスニングを伸ばして、
発音を改善しても、話の内容に深みがなければ、
真の意味での英会話は楽しめない。
・ハリウッドでは、筋書きを「単語10個以内」で
説明できない脚本は映画化されない、
とよく言われる。
・英語圏では中学か高校の国語の時間に
必ずブルータスとアントニーのスピーチを比較し、
レトリックを学習する。
・この2人のスピーチは、
英語のレトリックを語るうえで
避けては通れないもの。
・演説でも演劇でも落語でも、一番大切なのは「間の取り方」。
・近現代の政治家で最も雄弁だったのは、
ケネディ、レーガン、そしてビル・クリントン。
・オバマは、日本では演説の達人だと思われているが、
アメリカでは彼の演説はよくブルータスの演説に例えられる。
彼は一人称代名詞を多用し、
自分のことばかり話しているからだ。
・ケネディ、レーガン、クリントンのスピーチは、
アントニーのスピーチと同じように、
2人称、3人称を主語にした文章が多く、
国民や他者を称え、励まし、彼らのインスピレーションを
与えるものだったので、彼らは今でも
「偉大な演説者」と尊敬される。
・政治家のスピーチライターを目指す人たちは
例外なく全員お手本にしているアントニーのスピーチ、
みなさんもテンプレートとして使ってください。
※コメント
やはり、シェイクスピアは良い。
最初はとっつきにくいが、
何回も触れると旨みが見えてくる。
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