◆高橋洋一『日本を救う最強の経済論』を読み解く

 

※要旨


・経済政策は何のために行うのか。
それは一言でいえば、
「失業率を減らし雇用を確保する」
ためである。


・さらに欲を言えば、
第2段階として所得が増えることであるが、
まず何よりも雇用の確保が最大の眼目である。


・人間は、仕事があってこそ精神が安定・充足し、
次の成長・発展に向けてのアイデアも出てくる。
すると、社会が活発化し景気も良くなり、
未来への投資も行われる好循環の軌道に入る。


・景気対策で重要なのは、
実は公共投資を増やすような財政政策だけではない。
金融政策こそ、日本を再び成長できる国にする
もっとも効果的な政策なのだ。


・バブルの定義とはなんだろう。
筆者の定義は単純だ。
バブルとは「資産価格の上昇」でしかない。


・マクロ経済のモデルは、数百本の数式の塊だ。
消費関数、投資関数、為替関数、フィリップス曲線などの
経済理論を具体化する作業は筆者にとって勉強になった。


・あのときはシュミレーションを幾度となく繰り返した。
そのおかげで筆者は、政策が数々の経済変数に与える影響、
経済変数相互間の関係について
今でも「土地勘」を持ち続けることができる。


・政治家の力量は優秀なブレーン集めで決まる。


・安倍首相について言えば、
政治家であって、もちろんすべての分野で専門知識が
あるわけではない。
ただ、だれがどんなことをどんなふうに発言したか、
そうしたことはよく記憶されている方だ。


・安倍政権は間違いなく、
1990年代から失われた20年のデフレ克服に
成功しつつある。
それは、金融政策に対して戦後の歴代首相で
初めて正確な理解をしている政権だからだ。


・デフレ克服のためには
バブルの原因をしっかり把握する必要がある。
その理解なくして、デフレの処方箋を
考えるのは不可能である。

 


※コメント
すっきりとする経済メソッドだ。
やはり本当に頭のいい人の説明は、
わかりやすい。


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