◆竹村公太郎『水力発電が日本を救う:その3』を読み解く

 

 

前回からの、続き

 

※要旨


・今から3000年前、黄河流域には古代文明が栄えていた。
その頃には、
この大河の流域の80%が森林地帯だったと言われる。


・秦の始皇帝は万里の長城を築いたのだが、
あの長城は、膨大な数の煉瓦でできている。
煉瓦を焼くために、
黄河流域の森林が大量に伐採された。


・木材も石油も再生可能エネルギーも太陽から来る。


・エネルギーの量が人口を決める。


・江戸時代の中心地は江戸だった。
江戸時代後半の江戸の人口は、
100万人を超えていて、世界最大の都市となっていた。


・近代から高度成長期にかけて、
電力会社が山奥の渓谷に巨大ダムを築いて、
大出力の水力発電所を運営してきた。


・「利益はすべて水源地域のために」という原則が大事である。


・国産エネルギーの開発が急務となっていて、
小水力発電もその一翼を担っていく。


・水という原材料は、一切輸入することはない。


・すべて、日本国産の原料と技術による、
持続可能なエネルギーが手に入るのだ。


・近代からポスト近代に移行するこの端境期の今、
安全で、快適で、資金力がある都市は、
小水力発電事業で水資源地域に手を差し伸べるべきであろう。

 

 

※コメント
歴史と地形を振り返るとロマンを感じる。
読んでいて、その時代にタイムスリップしたような感じだ。

 

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