◆榊原英資『中国経済の真実』を読み解く

 

※要旨


・国際社会では「カネで友情を買う」など
憎まれ口も耳にするが、
即断即決ドーンとカネを突っ込めば
必ず返ってくるという合理的な割り切り方は、
やはり中国ならではだ。


・何事も慎重に構え、
さまざまなリスクを勘案した挙げ句、
やめておこうとなりがちな日本は、
中国の積極果敢な戦略に学ぶところが大きい。


・中国はシャドーバンキングやアングラ経済の
ウェイトが高いといわれる。


・シャドーバンキングは健全なのかといえば、
マイナス面もあればプラス面もある。

 

・シャドーバンキングは、
それなしではうまく回らないからこそ成長した。


・日本のサラ金も同じで、
みんな悪い悪いというが、
銀行も誰も融資をしてくれないとき、
サラ金のお蔭で救われた零細企業や個人事業主が、
少なからずあったはずだ。


・中国は、もともと「資本主義的な国」である。


・「世界三大商人」といえば、
ユダヤ商人、中国商人、インド商人のこと。
中国商法は「世界三大商法」の一つ。


・中国人は、昔から商人的な気質があって、
商売の伝統を長く続けてきた、
本質的に「商人」的な人々なのだ。
華僑が世界に進出して大きな経済力を誇っていることもうなずける。


・2033年に登場する第7世代は、
アメリカ留学組が務める可能性が非常に高い。


・中国は水面下で、アメリカとつながっている。


・私は、中国は底流に非常にアメリカ的なものを持っている、
と考えている。
これは中国の大きな強みだ。


・広大な多民族国家、自己主張の強い国民性、
商人の伝統を持つ資本主義的な側面、
アメリカ文化を体現した海外留学組の増加などは、
中国のアメリカ的な部分でもある。

 

 

 

※コメント
中国に対する斬新な視点である。
さまざまな角度から中国分析を続けたい。


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