◆冨山和彦『ローカル企業復活のリアル・ノウハウ、その2』を読み解く
※要旨
・本書を読み進めていけば、
すぐにわかっていただけると思うが、
多くのローカル企業の再生と再成長にとって重要なのは、
しっかりと地に足を着けた、地味な努力の積み重ねである。
・「分ける化」「見える化」して、
業務、事業、商品ごとの収支の改善努力を行い、
儲かることを一生懸命やり、
儲からないことは儲かるように改善するか、
それが難しければやめる。
・緻密に地道にPDCA(計画、実行、検証、対策)を
回し続けることが、ローカル企業の経営の基本なのだ。
・ローカル企業には、MBAエリートや
カリスマ経営者もいらない。
それなりの資質を持っている人が、正しく努力し経験を積めば、
かなりの確率で到達できるであろうレベルの
実務的な経営人材こそが求められている。
・企業の実態を把握する。
・会社の実態を知るためにまず初めに行う「当たり前」は、
経営の舵取りをするうえでの「見える化」なのである。
・4つの経営テーマ「事業」「財務」「組織」「経営・ガバナンス」
業種業態を問わず、
企業の将来の繁栄を狙っている以上必ず、やらないといけないことがある。
それは経営テーマ4つについての健全化である。
・いわれてみれば当たり前のことをすべてやりきる。
・銀行はチャックアンドバランス。
頭取一人で決められない。
・銀行における融資案件の審査は
稟議書という書面で行われる。
・どちらにしろ、ドラマのように「天の声」一発で
融資が決まるといったことは、
現在の銀行では基本的にはありえない。
・稟議書を作成するのはあくまで担当者である。
したがって担当者がしっかりと内容を理解し、
必要な資料を揃えて提出しない限り、
銀行の審査は開始されない。
・面倒でも、まずは担当者に、
きちんと理解してもらえるよう説明する必要がある。
・「熱い思い」も数字で説明しないと、
審査部門は説得できない。
※コメント
地方復活の秘密がここには隠されている。
どういったことがポイントなのか。
熟読したい。
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