◆スティーヴンソラ『米国エリートの黒い履歴書:その1』を読み解く

 


※要旨


・最大のエリート結社「テンプル騎士団」からフリーメイソンへ。


・文明が生まれた初めから、
歴史を形づくってきたのは常にエリートと各種の秘密結社だった。


・十字軍の時代から21世紀まで、一握りの家系・血流が、
世界のさまざまな事件を支配してきた。
彼らは集団として活動し、同族・同階級内で結婚することによって、
地位と富を築いていた。


・最大のエリート結社といえば、
やはり12世紀初頭にエルサレムで創設されたテンプル騎士団だろう。
その軍事力は次第に拡大し、やがて陸軍や海軍となり、
農地を含めたさまざまな不動産を支配下に納め、
ついには一大金融帝国へと成長していった。
支配権を握っていたのは、つねにエリートによる中枢部だった。


・そんな巨大組織のテンプル騎士団だったが、
フランス王の強欲によって突然、非合法化されてしまった。
しかし決して死に絶えることはなかった。
彼らは地下へ潜ったのだ。


・テンプル騎士団は軍事面で生き残った。
さまざまな勢力に忠誠を誓うことで、
各地の軍事結社として生き延びたのだ。


・キリスト騎士団やドイツ騎士団、
現在はローマ法王庁の警護に当たるスイスガード、
イギリス王室を護衛するスコットランド連隊などだ。

 

・テンプル組織は財政面でも生き延び、再編成された。
のちに銀行業に近代的な形式をもたらす巨大なテンプル株式会社は、
スイスに移動することで生き残り、
少数の銀行家がヨーロッパ・エリートの
莫大な財産を管理し、しばしば支配した。


・その永世中立と秘密保持によって、
14世紀から21世紀に至るまで、ヨーロッパの資金はスイスに集中している。

 

 

※コメント
ぼろぼろと裏情報が出てきて面白い。
あまり固くならず、
エンターテイメントとして読んでみたい。


★スティーヴンソラ『米国エリートの黒い履歴書』
の詳細、amazon購入はこちら↓


http://amzn.to/2hIFMMQ

 

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご案内。
ご登録はこちら。

 

 

http://www.mag2.com/m/0000258752.html


世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。