◆高橋洋一『マイナス金利の真相』を読み解く

 

※要旨


・金融政策の効果は短期では把握できない。


・株式市場や為替相場の短期的な動きに基づいて、
政策の効果を考えること自体が大きな誤りである。


・金融政策の効果は、GDP(国内総生産)や
雇用(失業率など)といった経済指標で計られるもので、
それらは実施されてから半年から2年後あたりに、
統計データとして把握できる。


・マイナス金利は、けっして奇策ではない。


・マイナス金利になっても、
企業などに貸し出す金利は十分に
利ざやを取れるものになっている。


・「通貨発行益」が量的緩和の本質である。


・巨額の通貨発行益を流せば、いずれ物価は上がる。


・手数料を払いたくない銀行などが、当座預金ではなく、
民間企業への貸出に回すようになれば、
企業の設備投資が増加につながり、
その結果、経済活動は活発になる。
それが、マイナス金利を導入した日銀の狙いでもある。


・「買いオペ」とは、シンプルに言うと、
金融機関が保有する国債を取り上げて、
現金を渡すということだ。


・未来永劫マイナス金利が続くことはありえない。


・インフレ目標は金融政策の方向を示す。


・インフレ目標はガチガチのルールではない。
インフレ率全体の方向性を示すとともに、
「インフレ目標はマーケットとのコミュニケーションツール」である。


・インフレ目標は消費者物価指数がスタンダード。


・中央銀行の独立性とは、
政策達成手段の独立性であり、
目標の独立性ではない。
中央銀行が独自に政策の目標を設定することは
できないのである。

 

※コメント
経済ニュースを読むポイントが、
書かれており、重宝したい本だ。
経済を深く追究するための貴重な一冊だ。


★高橋洋一『マイナス金利の真相』
の詳細,amazon購入はこちら↓

http://amzn.to/1TBlaxE

 

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご紹介。
ご登録はこちらです


http://www.mag2.com/m/0000258752.html