◆清水亮『プログラミングバカ一代』を読み解く

 

※要旨


・「我々は1960年代のうちに月へ行くことを選び、
そして次の行動を開始する。
なぜならそれが容易いからではなく、
むしろ困難だからである」
(J・F・ケネディ)


・子どもの頃から、
白い紙に絵を描くのが大好きだった。
白い紙に向かうと、
頭がすっと整理されて、
白い紙の上にぼんやりとした線が
浮かび上がって来る。


・大学生のとき、
マイクロソフトに頼まれて、
プログラミングの仕事をやった。
マイクロソフトが自社の開発者を
焚きつけるときによく使う手法だ。

「20歳の大学生が、2週間でこのデモを作りました」
そう言って焚きつけるのである。


・マイクロソフトはさすが、
プログラマーの会社だと思った。
僕は今でもマイクロソフトこそが
世界最強のプログラマー集団と信じている。
グーグルはお利口さんが集まっているだけだし、
フェイスブックは器用なだけだ。
マイクロソフトだけがプログラマーだけを
集めた組織なのである。


・森が言った言葉を今でも覚えている。
「清水、シリコンバレーでは、
2年以上同じ仕事をしているヤツは、
一流とは呼ばれない。
仕事をどんどん変えろ。
どんどん覚えろ。
それがやがてお前の血と肉になっていく」


・Web日記を運営している経験から、
人は毎日更新されるものはなんとなく
見に来てしまうという習性があることを
知っていた僕は、
毎日ゲーム攻略情報を配信する
ニュースメディアを自分で運営することにしたのだ。


・アラン・ケイの思想を伝承したスティーブ・ジョブスと
ビル・ゲイツは、マッキントッシュとウインドウズを作った。
しかしケイの思想の中で
最も重要な部分を彼らは意図的に削ぎ落とした。
それは、プログラミングである。


・プログラミングは世界中どこで作られようと、
世界中で流通し、
価値を生み出すことができる。
現地の人々にプログラミングを教え、
ITによって産業振興するというアイディアは、
悪くないもののように思えた。
そしてそういうことは、
まさに僕の得意分野だったのだ。


・プログラミングは、叡智である。


・情報科学は、図書館からスタートしている。
もともと情報学は図書館情報学と呼ばれていた。
図書館は、いわば知識の宝庫だ。


・むかしからプログラムは既に存在していた。
プログラムの語源は、ギリシャ語のプログランマであり、
これは公文書を意味する。
当時の神官や貴族は、プログラムを作る人々、
つまり、プログラマーの起源だったと言える。


・彼らは税金を徴収したり、
神殿や城の建設といった大規模な土木プロジェクトを管理したり、
沢山のルールを作った。
これがプログラムである。


・子どもが凄いのは、怖いものがないことだ。
既存の世界観を破壊し、否定し、成長する。
彼らがプログラミングで作った画面を見て、
ビックリしない人のほうがむしろ普通だ。

 

※コメント
プログラミングという一部特殊な世界を
身近なものにしてくれる。
やがて、多くの人がプログラミングの概念を
知るべきときが来る気がしてならない。


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