◆清水亮『最速の仕事術はプログラマーが知っている』を読み解く
※要旨
・プログラマーにとって最も重要な関心事は、効率化だ。
熟練したプログラマーほど実際には
キーボードに向かわなくなるという。
・なぜか。
それはプログラミングに熟達すればするほど、
コードをガリガリ書く時間よりも、
むしろ書かない時間にこそ
仕事の真髄があるとわかるからだ。
・プログラミングができないというのは、
頭の使い方を知らないに等しい。
・アメリカ人は全員、
コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思うね。
なぜなら、
コンピュータ言語を学ぶことによって
考え方を学ぶことが出来るからだ。
(スティーブ・ジョブス)
・主語、動詞、目的語で、
議事録は書け。
・議事録は人を動かすために書く。
・長文に「Word」は使うな。
「テキストエディタ」を使え。
・最初から大きく狙いすぎた企画は実現しない。
・プレゼン資料は直前に書け。
わたしは、プレゼンの当日の朝、資料をつくる。
また、プレゼン1分前に作ったりする。
人の心を震わせるのは、常にライブなのである。
作りこまれたパワポのプレゼンを見ていると、
眠たくなる。
・ライブに近ければ近いほど、人は引き込まれる。
・わたしは、パワポ資料を作ることを極力避け、
ホワイトボードなどで説明するライブ感覚のあるプレゼンを
優先している。
・大切なのは伝わること。
伝えるためには、
できるだけ短く、シンプルで
力強いメッセージを発するのが最も効果的だ。
・心が動いたら、メモするクセをつける。
・情報の整理は、
見出しのつけ方が9割だ。
・Webに本当に大事な情報は載っていない。
・情報が集まるポジションをつくる。
むしろ情報を発信する。
飲み会に参加するのではなく、
飲み会を開催する。
・イベントが開かれるのを待つのではなく、
自分で開催する。
これが最強の情報収集手段なのだ。
・ひとつのブログの記事の裏側には、
膨大な真実の情報がある。
その中から発信者にとって都合のいい事実だけが
核心を隠したかたちで公開されている。
・世界中どこであろうと、呼ばれたら行く、
というポリシーが結局のところ情報を集めやすくする。
日本の普通のビジネスマンが、
海外の学会やイベントに参加するのは難しい、
と考えるかもしれない。
しかし考えてもみてほしい。
難しいからこそむしろ価値があるのだ。
・ビジネスの世界でライバルに差をつけようと思ったら、
ライバルにとっても自分にとっても
難しいことにあえて挑戦しなくてはならない。
・海外のイベントこそ穴場。
ひとつは、そこで得られた情報を国内に持ち帰った場合、
その生情報を持ち帰ることのできる人間が
極めて少ないということ。
すなわち希少性がある。
・もう一つは、日本人が少ないため、
海外のイベントで出会った日本人とは
簡単に打ち解けやすく、
つながりを構築しやすい。
・新宿ゴールデン街に行ってみろ。
酒場は一種の社交場だ。
実は酒場の常連になると、
自然にそこで友達ができていくものだ。
・クリエイティビティは、移動距離に比例する。
究極の情報収集は、
情報そのものを創りだすこと。
すなわちクリエイトすることだ。
・問題解決は、
切り分けることから始まる。
・スケジュールとはプログラムの一種である。
・好かれるリーダーより、
やりきるリーダーになれ。
好かれる必要はない。
やりきればいい。
それは「仕事を完遂できる人間」というだけだ。
戦場で「風邪で欠席」では通らない。
・プログラムとは何か、
突き詰めていうと、
自分のいないところで自分の思い通りに
自分以外の存在を動かすこと、
である。
・リーダーの本当の仕事。
リーダーの主要な役割は、
チームビルディング、ディレクション、
そしてトラブルシューティングである。
このうち、トラブルシューティングが業務の大半を占める。
・ビジネスモデルをひたすら吸収せよ。
・ビル・ゲイツほどの人物でも、
自分の描いたビジョンを実現するのに
数十年要した。
そして、彼はまたいくつも
細かい失敗を繰り返している。
・世界一のプログラマーと呼ばれる人間といえど、
未来を時間軸まで含めて予言するのは難しい。
成功するために唯一必要なことは、
失敗してもあきらめず継続することである。
・世界を変える仕事は、小さなハックの積み重ね。
※コメント
知らない業界のことを知ることは面白い。
まったく仕事のスタイルが違うが、
そこから最善の方法を学ぶことは人生が豊かになる。
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