◆山口真由『天才とは努力を続けられる人のこと』を読み解く

 


山口氏は、弁護士。
1983年生まれ、東大法学部3年次に司法試験合格。
4年次に国家公務員一種に合格。
東大を首席卒業後、財務省に入省。
その後、弁護士となる。


※要旨


・努力することは反復、継続すること。


・わたしの勉強法は、
圧倒的にインプット作業を重視している。


・大人になってから活きてくる「ガリ勉」。


・司法試験の口述試験前の私は、
その切迫した恐怖感から逃れるために、
持てるすべての時間を勉強に費やした。
1日19時間30分の勉強。
3時間の睡眠。
そして20分ずつの3食の食事。
そして20分の入浴。


・「努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば、
それはまだ努力と呼べない」

この王貞治さんの名言に、
私はとても共感します。


・ちょっとずつ努力を積み重ねることで、
道は開ける。


・教本は1冊にこだわる。
私の方針はシンプルで、
基本書は1冊しか読まないようにしている。
そのため、可能な限り網羅しているほうがいい。


・読む勉強は、理解するよりページをめくるのが重要。
ただ、理解しなければと思うことを一切しないで、
「ふーん」とページをめくり続ければどうでしょうか。
疑問点が出てきたとしても、
はじめは辞書を使わない。
段落ひとつが全部わからなくても、
気にしないでページをめくり続けましょう。


・目標はとりあえず素通しで7回読んでしまうこと。
これくらい読めば、見慣れた記述に、
どんどん親近感が湧いてきて、
読書が楽なものになってくる。


・読書は1回精読するよりも、
7回素通しで読むべし。


・成功体験の積み重ねが、確信を生む。


・シドニーオリンピック直前、
負傷していた谷亮子さんに対して、
レポーターが
「ケガで練習できていないそうだが、不安はありますか?」
との問うた。

谷選手はこう答えた。
「7歳のときから毎日練習してますから」


・インタビューを観ていた私は、
思わず鳥肌が立った。
7歳のときから、
長い長い間積み重ねてきた辛い練習に比して、
1ヶ月程度のブランクなどおそるるに足らず、
と言ってのけたのだ。
この自分の努力量に対する自負は凄まじいとしか言えない。


・谷選手は、日々、
「明日はオリンピック」というレベルで、
濃密な練習を積んできたというのが、
インタビューから伝わってきた。


・「勝負スポット」を複数作る。
『スラムダンク』の作者である漫画家の井上雅彦さんは、
漫画のネームを作成するとき、
喫茶店を渡り歩くという。
家では、自分に甘えてしまうからだとのこと。


・毎晩1分間、同じことをやる。

 

※コメント
山口さんのやり方は、シンプルで地味である。
だからこそ、それをコツコツとできる人が、
大きな結果を生む。
すぐにマネしたい。




 

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