お風呂から上がり

ベッドに移動した。

 

 

1回目と同じように

2回目も

アロママッサージはなかった・・・

 

 

セラピJは

アロママッサージをするという

そぶりも見せなかった。

 

 

それがその時の私には

妙に嬉しかった。

 

 

アロママッサージや指圧があると

「性的サービスをされている」という

仕事感が見えてしまう。

 

 

 

 

でも

アロママッサージを省かれると

まるで本物の恋人同士みたいに

いちゃいちゃから始まるので

 

 

 

もしかしたら

セラピJも

私にほんのちょっとでも

女性としての好意を

持ってくれているのかも・・・

 

 

 

そう思うには

アロママッサージがなかったことは

私にとっては幸せなことだった。

 

 

 

 

 

(後から分かったことだが

セラピJは

その私の女心を知っていて

 

 

 

そして今回は

初めての

お泊りコースだということもあって

アロママッサージをきっと

計画的に省いたのだろう・・・)

 

 

 

1回目は

彼も私も探り探り

みたいなところがあったけれど

 

 

 

2回目の今回は

もう時間も

遅くなっていたこともあって

 

 

 

 

彼は最初から

激しく攻めてきた。

 

 

 

実は

性的サービスが始まる時点で

もう夜中の2時ぐらいになっていた・・・

 

 

 

お風呂で時間を

使いすぎてしまったからだ。

 

 

 

だからということもあったと思うが

彼は

最初からものすごく激しくて

最初から強く攻められて

 

 

 

 

ずっと激しく

絡み合っている感じになった。

 

 

 

いっぱい抱きしめ合って

いっぱいキスもした。

 

 

 

お泊りコースへの

緊張もあったためか

今回も私は

絶頂に達することはなかったけれど

(もともと体質的にいきにくいのもある)

 

 

 

 

それでも

いっぱい攻めてくれて

いっぱい気持ちよくなったことが

やはり幸せだった。

 

 

 

 

性的サービスが終わって

私たちは

裸のままで

 

 

 

抱きしめ合って

ぴったりくっついて

 

 

 

もうかなり遅くなっていたので

そのまま倒れ込むかのように

寝落ちした・・・・

 

 

 

初めて見るイケメンの

寝顔も

やはりかっこよすぎて

 

 

 

寝顔を見ているだけでも

こんな幸せが

この世の中にあったのかと

心の中で

感嘆していた私だった・・・

 

 

 

 

 

お泊りサービスに

私は完全にハマった。

 

 

 

 

 

1回目の指名は240分(+30分無料延長)

 

 

2回目の指名は、お泊り960分(16時間)

 

 

 

 

960分の1分1秒が

どれも至福で

 

 

 

今後の指名は

全部お泊りにしたいとまで

この時の私は

漠然と思っていた。

 

 

 

 

960分

イケメン彼は

いついかなる時も

 

 

 

私のそばにぴったりとくっついて

離れずに

近くにいてくれて

 

 

 

こんなにも優しい人が

世の中にいることに

やはり驚く私だった。

 

 

 

 

寝ている間

時々

途中で目が覚めてしまい

 

 

 

隣を見ると

かっこいいイケメン彼が

眠っている。

 

 

 

 

イケメン彼の素敵な寝顔と

寝息でさえも

ものすごくかっこよくて美しく見えて・・・・

 

 

 

 

「一番会いたい」と言ってくれた

私のそばだから

安心して

眠ってくれているのだろうなと

 

 

 

 

 

 

私は

勝手に喜んでいた。