2回目の予約。

初めてのお泊りコース。

 

 

 

前回に彼にあった日から

今日までが相当長く感じた。

 

 

 

一日も早く会いたかった。

でも当時の私は

風俗を利用するのは

1ヶ月に1回と決めていた。

 

 

当時

ちょうど仕事が

忙しかったこともあり

それぐらいの頻度が私にとっては

金銭的にも

妥当だった。

 

 

 

今まで出会った中で

最も私を幸せにしてくれた彼。

 

 

 

そんなかっこよくて

素敵で

魅力的な彼との

初めてのお泊りということもあり

 

 

 

 

彼があまりにも

素敵な男性だということもあって

安いホテルを選ぼうとは

どうしても思えなかった。

 

 

 

 

 

 

できるだけ素敵な時間を

過ごしたかったので

けっこう高めのシティホテルを選んだ。

 

 

 

彼との2回目

 

 

 

 

17時から

お泊りコース

朝10時まで

 

 

 

 

 

今回は

前回の240分に比べて

かなり長い時間一緒に過ごせる。

 

 

 

 

私は興奮していたし

嬉しくて何日も前から

眠れなかったほどだ。

 

 

 

 

17時ぴったり。

 

 

 

2人が宿泊予定のホテルの部屋で

先にチェックインして

私は彼を待っていた。

 

 

 

 

17時に

彼がノックをしてきた・・・

 

 

 

ついに彼が来てくれた。

夢にまで見た彼が・・・。

 

 

 

私が

扉を開けた・・・

 

 

 

 

 

相変わらず

ため息が出るほどかっこいい彼が

そこにいる・・・・

 

 

 

 

 

またあのアイドルが

またあの王子様が

私のために来てくれた・・・・

 

 

 

 

そんな気持ちだった。

 

 

 

 

今日もまた

こんなにかっこいい男性と

キスしたりハグしたり

いちゃいちゃしたりできるんだ・・・

 

 

 

 

 

 

嬉しさが爆発しそうだったけど

それをできるだけ彼に見せないように

私はおとなしく彼を出迎えた。

 

 

 

 

 

今日は前よりも時間があるので

焦るような気持ちもなく

 

 

 

 

 

また今回は

2回目でちょっとだけ

前よりも慣れているので

少しは落ち着いた気持ちだった。

 

 

 

 

 

でも

やはり緊張はあったし

心臓はバクバクしたまま。

 

 

 

 

夕食の予定が18時だったので

1時間はお部屋で

お茶でも飲みながら

お互いのことを話せたらいいなと

思っていた。

 

 

 

だから

私はホテルに備え付けの

お茶セットで

コーヒーを入れようと思った。

 

 

 

彼を出迎えて

彼はソファに座っていて

 

 

 

「じゃあ、お茶でも入れますね・・・」

 

 

 

私がそう言って

コーヒーの

準備をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしたら・・・

 


 

 

突然・・・

 

 

 

 

 

息が止まるかと思うほど・・・

 

 

 

 

 

驚いた・・・・

 

 

 

 

 

 

 

ソファに座っているとばかり

思っていた彼が

 

 

 

 

いつのまにか

私のそばにきていて

(私は緊張マックスで

全然気づかなかった・・・)

 

 

 

 

 

 

コーヒーを入れようとして

彼に対して後ろ向きで

準備していた私に

 

 

 

 

 

彼が・・・・

 

 

 

 

突然・・・・

 

 

 

 

なんの予告もなしに・・・

 

 

 

 

 

 

後ろからぐっと

 

 

 

 

 

私を抱きしめたのだ・・・

 

 

 

 

 

本当に

息が止まりそうだった・・・

 

 

 

 

 

 

1ヶ月ぶりに

密着した彼の体・・・

 

 

 

 

まだ2回目に合って

数分ぐらいしか経過していない・・・

 

 

 

 

 

 

後ろから

こんなにもイケメンに

 

 

 

 

しかもまだ会って

二回目の彼に

 

 

 

 

突然バッグハグされたことなんて

人生で一度もなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ・・・

なんて幸せな瞬間なんだろう・・・

 

 

 

 

なんてときめきと

胸キュンを与えてくれるんだろう・・・

 

 

 

 

 

お金を払って来てもらったとはいえ

 

 

 

 

映画のワンシーンみたいな

後ろからの予期せぬハグは

 

 

 

 

嬉しすぎて

幸せすぎて

 

 

 

 

たとえそれが

彼にとっては

仕事だったとしても

 

 

 

ただただ

嬉しくて幸せだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出会って2回目に

イケメンが私に対して

こんなことするなんて

 

 

 

 

彼も

それほど

「一番会いたい」私に会えて

嬉しかったのだと

私はそう思ったのだった・・・

 

 

 

 

後ろから抱きしめながら

彼は私の耳元で

 

 

 

 

こう、ささやいた・・・

 

 

 

 

 

「アスカさんに会いたくてたまらなかった・・・・」

 

 

 

 

「今日は、すごく嬉しい・・・・」

 

 

 

 

「ずっと、会いたかった・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は

お金を(10万円以上)支払っていることなんて

すっかり頭になくて

 

 

 

 

まるで

恋人にそう言われているような

そんな気持ちで

 

 

 

 

嬉しくて嬉しくて

人生でこんなに嬉しいことが

他にあっただろうかと

思っていた・・・

 

 

 

 

 

 

生まれて初めての

心が弾けそうなぐらいの

嬉しさだった・・・