私の目の前で

突如、

自分で自分を触り始めた彼…

 

 

 

まるで

動画を見ているかのような…

 

 

 

それでいて

いやらしいという感じがしなくて

 

 

 

イケメンで

身体も引き締まって美しい彼の

自慰行為は

 

 

 

行為自体は

普通じゃないのに

 

 

 

 

まるで

芸術作品を見ているかのような

美しくて

爽やかなものにさえ感じてしまった

 

 

 

彼は

相変わらず

自分の片手で

自分のを触って

その手を動かしている

 

 

 

そして

彼の自慰行為の最中に

 

 

 

 

私の身体を

じっと見つめているのだ

 

 

 

 

アスカさんの身体に

僕は

興奮している

 

 

 

そう伝えてくれているみたいに・・・・

じっと私の身体を

見つめ続ける・・・

 

 

 

 

そして

私にこう言ってくれた

 

 

 

「アスカさんの身体が、すごく綺麗です・・・」

 

 

 

喘ぎ声を出しながら

私の身体を見ながら

 

 

 

こんな風に

私の体を褒めてくれる彼・・・

 

 

 

段々と

彼の声が

より気持ちよさそうな声のトーンに

変わっていく・・・・

 

 

 

私はただ隣にねそべって

何もせずに

気持ちよさそうに

自慰行為をし続ける

彼を見つめている

 

 

 

そして、

次の一言が・・・

 

 

 

 

 

やはり

私の心に刺さったのだった・・・

 

 

 

その言葉とは

 

 

 

 

 

 

「アスカちゃんの身体に・・・」

「触れながら気持ちよくなりたい・・・」

 

 

 

 

 

 

私の胸が

また、締め付けられるほど

キュンとした・・・

 

 

 

 

これまでずっと

アスカさん、と

「さん付け」で呼ばれていたのに

 

 

 

ここにきて

急に

アスカちゃんと・・・

 

 

 

彼は私より

ずっと年下なので

 

 

 

 

いきなり

ちゃんづけて呼ばれて

なんだか

いきなり私が年下のような

乙女な気持ちになってしまった・・・

 

 

 

ちゃん付けで呼ばれるなんて

普通のことだと思うかもしれないけれど

 

 

 

このシチュエーションで

いきなり

今までとは違った呼び方をされるのは

私にとっては

普通ではないことだった

 

 

 

 

 

そして、

私の身体に

再度触れたいと・・・

 

 

 

 

 

 

そして、その言葉を言った

彼の身体が

少しずつ私のより近くに

寄ってきて

 

 

 

 

彼のもう片方の手が

私の胸のほうに伸びてきて

私の胸の先に

触れてきた

 

 

 

 

 

私の前で

気持ちよさそうにしている

彼の姿を見ながら

私は思わず

彼の頭を

子供みたいに撫でていた・・・

 

 

 

 

気持ちよさそうに

身体をよじる

全裸の彼の姿が

愛おしく感じた

 

 

 

 

最初に見た

クールで

モデルみたいなに見えた彼の顔が

喘ぎ声とともに

大きくゆがむ・・・

 

 

 

 

その彼の姿の

ギャップが

私にとっては

強烈すぎて・・・

 

 

 

ただ茫然とした感じで

私は静かに

全裸の彼の姿を見つめている・・・

 

 

 

 

 

 

 

彼の声が段々と激しくなってきた・・・・

 

 

 

 

段々と

声が大きくなっていって

 

 

 

 

 

アイドルみたいな彼が

 

 

 

 

 

 

果てた・・・

 

 

 

 

 

 

私は

今日初めて見た彼の顔は

どれも超絶にカッコ良いと思ったけれど

 

 

 

 

彼がモデルみたいに

すまし顔で

かっこつけたような顔ではなくて

 

 

 

 

 

気持ちいいと喘ぎながら

絶頂に達した瞬間の

 

 

 

ゆがんでいて

感情むき出しのままの

この顔が

一番好きだと思ってしまった。

 

 

 

その後

彼が倒れ込むように

私に抱きついてきて・・・

 

 

 

 

 

息の荒くなった彼は

私の腕の中に包まれて

しばらく二人で

抱き合って横になっていた。

 

 

 

 

目を閉じる彼の顔が

もとのイケメンに戻っていた

 

 

 

 

目を閉じている顔も

超絶にかっこよかった

 

 

 

 

 

 

 

 

至福に包まれた

ひと時で

この瞬間が

あまりにも幸せだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少ししてから

ちらっと時計を見たら

残り時間が

あと10分になっていた。