ある性感マッサージ店のホームページを見て、カッコ良さそうな好みの男性を探していた。
このお店は、副業でセラピストをしている人も多く、顔にはモザイクがかけられている人が多かった。つまり、はっきりと顔は見えない。
この、見えなくさせているところも、ある意味、会わなければ分からないという、女の好奇心を刺激する。
そこで、セラピストJのページに目が止まった。
顔がほとんど分からなかったが、当時の、お店ランキングの3位以内に入っていて、雰囲気がカッコよさげだった。
私が注目したのは、その情報量の少なさだった。
他のセラピストは、自己PRのために、自分の趣味、魅力、アピール点など、盛りだくさんに書いていた。
だが、このセラピストJは、簡単なプロフィールが書いてあるだけで、アピールらしきことはなにも載せていないのだ。
それが、かえって私の目を引いた。
こんなにも情報量が少なくて、しかも顔も見えない。
でも、ランキング上位にいる。
それは、よほど本人に魅力があるのだろうと思ったのだ。
おそるおそる、お問い合わせのメールを送ってみた。