女性向け風俗は、いわゆるホストクラブとは違う。
歌舞伎町などのホストクラブは、10万、20万の支払いはざらであり、一般の女性にとっては高額である。また、夜の世界、お酒の世界なので、そういうことが苦手な女性はホストクラブには近づかない。
だが、女性向け風俗は、誰もが好きな時間に好きなだけ利用できる。価格も、5,000円ぐらいからデートコースが設定されているので、お金持ちではなくても、一般主婦のお小遣いでも利用できる。
だから、いわゆる「風俗」という世界に慣れていない、もしくは全く知らない「普通の」主婦、「普通の」学生、「普通の」女性が、女性向け風俗を利用する。
まさか、「風俗」には「風俗」の常識が存在しているとは夢にも思わないで・・・・・。
「普通」の女性が、女性向け風俗にとっては普通のサービスを利用して、沼にハマり、どんどん闇に落ちていく。
その闇は自分がイメージするよりも深いところがあるのかもしれない。
ホストクラブにハマる女性も、ホストクラブの闇があるだろう。
女性向け風俗の場合は、身体と身体で、いわゆるエッチな関係になる。この快楽は、全身が覚えている。
自分の理想とする王子様と、いちゃいちゃエッチなことを、お金さえ支払えば、いくらでも経験できる。
それに依存するなというほうが難しいのではないだろうか。
多くの女性は、風俗依存の危険性など知らずに、楽しみたいという動機で風俗を利用するが、それによって自分の心が蝕まれていくとは、最初は予想もしないだろう。
女性向け風俗ほど、危険な世界はないというのに。
(今後、女性向け風俗を、簡略化して「女風」と書きます)
(*2021年3月27日に、一部加筆変更しました)