北海道の田舎育ち。
バイクが欲しくて乗りたくてウズウズしていた中学の夏。
農家の友達の家にあるスーパーカブに乗っても楽しかったあの頃。
国道を走っていたバイクが一台、ボクの前で停まりユースホステルの
場所を尋ねてきた。
赤いタンクに流れるような白いラインにHONDAのペイント。サイド
カバーには「CB750F」と書かれていました。
ナナハンと言えば当時のボクには憧れでもあり、とてつもなく遠い存在。
今でこそ1000ccを超えるバイクを目にする事は珍しくありませんが、
あの時のナナハンのインパクトの大きさと言ったら、それには敵わない気
がする。
60年代にホンダがあるオートバイの開発時に機密保護のため用いていた
隠語がある。
それが「ナナハン」。
後に国産の大排気量バイクの通称として一般的に使われるようになったホン
ダのナナハンは国内外の人気を博し、世界のバイクメーカーのスタンダード
カテゴリーになるには時間がかからなかった。
そして人気漫画の題材にも登場する。
CB750Fourは早川光が乗るナナハンライダーとして、後の新型CB75
0Fは巨摩 郡が走らせるバリバリ伝説として描かれている。
色んなバイクを乗り継いできたボクですがナナハンを買う事がなかった。
そして、昨年の夏。中学の時と同じようにウズウズし始めて、どうしようも
なくそいつを買う事になった。思いっ切りの衝動買い。
赤いタンクに流れる白いライン、ナナエフです。(CB750F)
音が、、、やばい、、、。
次回は「ゼロ」について。