4月末。
とても楽しみにしていたセターのオフ会は、参加できなかった。
理由は、ボクが風邪を引いたから・・・。
本当にひどい風邪で発熱が続き、夜中に発作のような咳が止まらず3日間は一睡も
しないまま朝を迎えるほどでした。
そんな苦しかったある夜に夢を見ました。
(ココからは夢の話)
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咳の続く中、人の気配を感じて目を開けると、透き通るくらい真っ白い肌の金髪の
少女とシェルティがボクを見ていました。
無表情な少女とイヌ。
こんな時間に我が家にお客さん?ボク?に何のようなのかな・・・?
するとイヌがすぅーっと寝ているボクの顔に鼻を近づけ、匂いを嗅いだ。
不思議なことに、その瞬間から咳も止まり息が楽になった。
眠気に誘われながら目をつむり開けると、少女とシェルティはいなくなり入れ替わる
ようにさっきとは別の人とイヌがいた。
年老いた白人男性とラブラドール。
アジア系女性とプードル。
黒人の男性とボクサー。
ユックリ瞬きをすると、同じように無表情な飼い主とイヌが入れ替わり現れる。
日本人の女の子とスピッツ。
インド系の男性とミックス犬。
ロシア人女性とサルーキー。
米兵とシェパード。
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続々と現れる。
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眠い・・・。
少し寝てしまったようだ。
でも目を覚ますと場面が変わって、ボクは砂漠にいた。
今までの人達とイヌはいなくなって、その代わり延々と続く砂丘にロウソクの灯った
白い器が地の果てまで並んでいました。
夕日が落ちて行き、ロウソクが静かな風で揺らいでいます。
ボクはその一つに近づき中を覗くと、暖かい炎の玉の中に小さな影が動くのを
気がついた。
目を凝らすと、笑い走り楽しそうな女の子が見え始める。
さっきの金髪の少女???
シェルティもそばにいて、彼女とじゃれあっている。
次の白い器を見てみた。
同じだ。
老人とラブラドールが車で出かけているのが見える。
カヌーを出し凪いでいる湖をすべるように漕いでいる。イヌは舳先から身体を
乗り出していた。
次の器も、そして次の器も同じでした。
人とイヌの思い出。それが一つの器に入って地平線まで続いている。
瞬間的に人もイヌも、もうこの世にはいないと感じました。
ボクはビックリして空を仰ぐ。
キレイに輝く天の川から、額にピタッと雨粒が落ちてきてあっという間にドシャ
降りになり、ロウソクの火を消してしまった。
もう見れないんだなぁと残念がるボク。
雨はその一瞬でやみ、地平線には月が虹を照らしています。
そして、その虹の端に触れた白い器から順番に消え始めていった。
消えたのではなく、サラサラと星屑のように輝きながら虹を渡っていく。
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次、あの砂漠に雨が降るのはいつだろう?
虹が出なければ思い出の器はあのままなのだろうか・・・。
だとしたら、雨も嫌じゃないかな? なんて思ったりしました。
次回はやっぱり書かずにいられない。
「よそのお家の事情」
です。
