長男がプラネタリウムに行きたいと言った。
プラネタリウム、実は私は行ったことがない。
だって、そんなところに行かなくても、私が暮らしていたところは十分星を見ることが出来たから。
私の実家は街灯が驚くほど少なく、夜になれば辺りは真っ暗になる。
その代わり、空は星でいっぱいだった。
屋根から星空を眺めていると、今にも星が降ってきそうだった。
流れ星もよく見えた。

昔、東京ラブストーリーというドラマで、鈴木保奈美が
「東京で流れ星が見れるのはすごいことなんだよ」
というようなセリフを言っていたが、本当にその通り。
それでも、今住んでいる所は都心からやや離れているせいか、東京といえどまだ星を見ることが出来る。
でも、私は時々田舎の星空が恋しくなる。
青い絨毯にキラキラした鉱物をちりばめたような星空。
本物には敵わないだろうけれど、プラネタリウムはそんな星空を再現してくれているのだろうか。
そんなことを思いつつ、私は近くのプラネタリウムを調べているのであった。