今回はログハウスとはあまり関係のないお話です・・

私達は現在 東京で私の両親と一緒に住んでおりまして 住民票だけは一応新地に移しているのですが、この両親が一緒の内はこのまま同居を続けるつもりでおります~

で その親についてですが・・ 実はここでも何度かそれとなく触れていたのですが、数年前に父親の方が認知症を患ってしまいまして、最近 認知症患者専門の病院へ入院してしまいました・・

一概に認知症と言いますが認知症にも色々と種類があるようでして、私の父のは【

レビー小体認知症】と言われるモノになります~ 初期の頃は良く 実際にはないものが見えていたようで「階段の下から誰かがこちらを見上げている」「隣の部屋に包丁を持った男がいる」などなど、私が「そんなの居ないよ」って否定しても、父には実際に見えていたようで酷く怯えていたのを思い出します・・(脳の病気の恐ろしい所ですね)

とは言え、それが判ったのは中期症状になってからでして~ 一般的に認知症と言われている「アルツハイマー型」とは違って、それ以外は正常な人と殆ど同じでしたので、認知症と気付くまでに結構な時間を要しました・・


それが中期に入ると、「毎日 散歩で歩いていた道で迷子になる」「家の中でも突然トイレから出られなくなってしまう(出口が判らなくなってしまう)」「外に出かけて帰ってくる時に 隣に家に上がってしまう」など・・ 目から入ってくる情報が頭でうまく整理できなくなるようで、あきらかに認知症の影響と思われる事象が増えて来ました~

この頃から介護の負担を減らすという意味もあり ディサービスに行くようになったのですが、健常者と同じ施設に行っていたため「周りの目が気になる」との事で、ディサービスに行くのをとても嫌がっておりました~

そして症状も後期になると 足腰が急に衰えはじめ 散歩はおろか 家の中を歩くのもぎこちなくなってしまいまして、さらに「トイレの場所が判らない」「洋服の着方が判らない」「モノの場所が判らない(下駄箱を開けて食べ物を探す、壁に掛かっているカレンダーをめくって鍵を探す)」などなど、介護も益々大変になって来ました~

中でも一番 母を悩ませたのが、夜でした・・ 父は自分の居る場所が判っておらず、毎晩 数十分おきに寝ている母を起こしては「家に帰りたい」「頼むから家まで送って下さい」を 繰り返し、私達を困らせておりました・・

そんな事も重なり 家で介護するのはもう限界・・ という事で、施設にお願いする事も考えたのですが 前述の通り、このままでは健常者と一緒の施設ではどこも受け入れて貰う事も出来ず・・ 色々と探しました所 漸く、認知症患者専用の病院で診て頂ける事になりまして、今年に入ってから入院いたしました~(両親の事では 妻が滅茶苦茶協力してくれまして・・ 妻には本当に感謝です)


そんな父が先週、院内でコロナに感染してしまいまして・・ しかもそれが引き金になり肺炎も誘発・・ 食事も口にしなくなったという事で 病院から連絡がありまして「ここ数日間が山になる恐れもあるため、一刻も早く面会に来て下さい」と~ で、面会に行った時には 目には力がなく 話す事も出来ず・・ 最悪の事態も覚悟していたのですが、幸い この週末の面会では目力も少し元に戻りまして おしゃべりも出来るようになり(認知なので 何を話しているのかは判りませんが 笑)担当医には本当に感謝の言葉しか御座いません・・

とはいえ、まだまだ余談は許されない状況ですし、年齢が年齢なので 何れは本当に覚悟しなければならない事が起こる時期も そう遠くはないと思われます・・

私も今回の事では「おやじ」について色々と考える事も多く・・ 私が小さかった頃は「とても厳しく怖い存在だった おとうさん」~ 若かった頃は「最も尊敬する おやじ」~ 中年になってからは「神様みたいに穏やかで優しい 爺さん」~

そんな おやじにも、ログハウスには何度か来て貰ってます~ 一度目は 両親揃って旅行気分で電車に乗って来て貰ったのですが、到着した夕方に突然「家に帰りたい」と言い出し、どうしようもなく(元々2泊の予定だったのですが)再び電車で帰ってしまいまして~ 2回目は、妹や孫(甥っ子)も一緒でしたので、楽しく1泊して貰いまして~ 3回目は行き帰り両親も一緒に、夜はカラオケなども楽しみ とても喜んでくれた事は本当に良い思い出になってます~

もう おやじにログハウスまで来て貰う事は無理でしょうが、ログハウスにて沢山の楽しい思い出が作れた事・・ 本当に良かったと思います~

そして これからも母とは ログハウスにてもっともっと沢山の思い出を作って行きたいと思います!(母には これまでのストレスを少しでも新地で発散して頂ければ!)


次回の新地行きは 今の状況では何時になるかチョット判りませんが、一所懸命「父=おやじ」の事で頑張ってくれている妻のためにも、極力時間を割いて新地へ出向き、作業にも没頭したいと思います!


  <妹家族と一緒に宴会!
      以前に一度ご紹介している写真ですが
                 白髪の老人がおやじです~>


   <宴会を楽しむ両親と妹!
      この時も相当症状は進んでましたが
             ビールも飲んで楽しそうにしてました~>