キットメーカさんを訪ねてから、私のセルフビルド熱は益々加熱した

しかし妻は、セルフビルドに関する理解度は増したようなのだが、まだまだ「自分で建てられる訳がない」という諦めムードも漂わせている

という事で、妻の「出来ない」を「出来るかも?」~「出来る!」に少しずつでも変えて行けるよう、ログハウス施工の準備段階として、先ず自分の手で整地を行ってみる事にした


所が!

新天地を訪ねる度に雑草が元気良~~~く育っており、整地を行う所の騒ぎではない・・

(こりゃ~1年中草刈りだけで終わってしまうぞ、先ずはこの雑草を何とかしないと~)

結果、草刈り後の場所を防草シートで敷き詰め、少しでも成長を遅らせる事にする

我が家の財務省に相談し、先行投資という事で発電機と電動式の草刈り機を購入した
これが土地購入時以降、新しい地にかけた二回目の出費だ!

 

 

 


そして整地(草刈り)初日・・

勿論、あちらでは住む建物がないため、それまでは車中泊をする事になる

車中泊用の「寝袋や枕」「着替え」など、食材や飲み物を冷たいまま運ぶための「クーラーボックス」(釣り用の性能の良いもの、だが、少々魚臭いのは我慢だ!)
真水も「水タンク」に入れて持って行く

これに発電機と草刈り機などなどを愛車に詰め込むと、これだけで車中は満タンだ~

(・・寝る場所が・・ない)

そこで、昔キャンプで使っていたテントを物置から引っ張り出し、車中泊ではなく、草刈りを終えたスペースにテントを建て、テント泊を行う事を考えた

(グッドアイデア! 久しぶりにキャンプ気分も味わえちゃうし 楽しみ!)

こうして1回目の整地のため、荷物満載の愛車のハンドルを握り、新天地へ向かった!


到着は昼過ぎ、「電動草刈り機もある事だし、半日もあれば充分!」
な~んて、余裕の気持ちで出発した結果である

前回来た時から約1カ月が経過していた訳だが、雑草はすくすく成長しており、私の背丈ほどの高さになっていた

私「何じゃこりゃ! まるでジャングルじゃん?」
妻「クモとか、変な虫とか居そうで怖いなあ・・」
私「将来ここに住もうとしているんだから、虫を怖がってちゃ~ダメだぜよ!」

「目標は新天地の頂上! いざ●●探検隊、突撃じゃ~!」

発電機と草刈り機を担ぎ、雑草をかぎ分けながら頂上に向かい、手動草刈り機(手抜き)で発電機の置くスペースを確保~

そこから草刈り機を始動し、雑草を根こそぎ断ち切る!

と言いたい所だが、「草」というより「樹木」のように育っている雑草に対して、この草刈り機では殆ど刃が立たなかった~(正しく「刃が立たず」← 上手い!)

結局、妻が別途持参して来た釜を使い、手切りで草刈りを行う事にした・・

更に、夕方になり雲行きが怪しくなったと思ったら、空からシャワーの贈り物?

「こりゃ~虫だらけになった体に丁度良いワイ! シャンプーも持って来れば良かった」
 (↑ 半分ヤケ)

結局この日は、何とか持参したテントが貼れるだけのスペースが確保出来た時点で
草刈りの作業は終わりにして、テントを設営する事にした

テントのサイズは、大人4人が楽に横なって眠れる広さだ

私「何十年ぶりのキャンプ!」
妻「でも、私はキャンプの良い思い出は殆どないんだよね~」
私「今日から好きになるよ!」

何十年ぶりに広げるテント、組立に最初は少し手間取ったが、記憶を取り戻しさえすれば、後は早い!

激しくなって来た雨に打たれながらも、20分ほどで設営が終わった!

私「先ず車の中の荷物を持ってくるので、クッションマットを敷いて置いて~」
妻「判った!」

一旦車に戻り、テントまでクーラーボックスを運ぶ

私「ウ~ッ! この傾斜を上るのは体に応えるわい!」
妻「ご苦労様!・・って、あっ! テントの中がビショビショじゃない!」
私「あれ~何処かから吹きかけてる? スクリーンのチャック、空いてる所ない?」
妻「全部、閉まってるよ~」
妻「というか、どんどん酷くなってない?」

原因が判明した・・何十年も使ってなかったテント、防水効果が切れていたのだ

仕方なく、クーラーボックスを台にして、他の濡れては不味そうな荷物をその上の避難させ、更に車内にあった雑巾などでその上を覆った

私「取り合えずこれで荷物は外に避難出来たので、今夜は車中泊にしようか?」
妻「だからキャンプは嫌い! もう絶対にテントは嫌だからね!」
私「いやいや、テントさえ買い替えれば・・」
妻「ダメ! 絶対に買いません!」

整地初日はこうして終わった~


その後「車中泊するには、先ず荷物が置ける場所を作らないと~」という事で、突貫工事で作成したのが、通称「仮小屋」

4本の柱材を地面に打ち込み、2x4材をフレームにしてその柱を補強~
その周りにべニアを貼り、防水シート代わりのブルーシートで囲えば壁の完成!

床受けにも2x4材を用い、その上にべニア貼れば床の完成!

屋根受けには杉の角材を用い、その上に波板ポリカを貼り、隙間をシール材で埋めれば屋根の完成!

最後に二枚のべニアを蝶番で取付け、真ん中に鍵を付ければ
「立派な? 仮小屋の完成である!」

            <初めて作った仮小屋>

この仮小屋のお陰で、発電機や草刈り機、その後あちらで購入した防草シート(50m巻)などなど、いちいち東京から車で運ぶことなく、あちらで保管して置けるので、車中泊がかなり楽になった!

というかここで、思わぬ展開が!

私が初めて作った仮小屋のお陰で、妻の「出来ない!」が、早くも「出来るかも?」に変わり始めていた


因みに後日、草刈り機の刃を口コミの多かった市販品に交換したら、我が家の雑草もバッサバッサと倒せるようになった!

 

 

(やっぱり道具だね!)


そんなこんなで、準備の第一弾【雑草対策】も、何とか完了?を迎える事が出来、第二弾へと進むのであった

              <草刈りあと>