素晴らしい人にX(旧ツイッター)をフォローされてしまった。Bahia halawiさんという方で、アルマヤディーンというテレビ局オンライン担当のディレクターの仕事をしているらしい。

教師生活25年、X(旧ツィッター)をやっていていまほど嬉しかったことはない! 

テレスールを観ていると、直々アルマヤディーンというテレビ局が登場してくる。両者は協力関係にあり、共同で番組を制作している。なので私はアルマヤディーンに興味を持ち、アナウンサーのX(旧ツイッター)をフォローしたり、番組を観たりしていた。それでbahia halawiさんのデータ分析の俎上にあがったのか、理由はわからぬがX(旧ツイッター)をフォローしていただく光栄によくしたのである。アルマヤディーンのデータ分析番組?(すいません!私はアラビア語がまったく読めず、ヒアリング能力がなく、ただ画面を観て推測するしかないのです)にbahia halawiさんは出演している。頭がよさそうな女性という印象がある。

アルマヤディーンはレバノンの首都ベイルートに本拠がある。社員は200~250人というからテレスールの4分の1くらい。スポンサーは誰? ウィキペディアのアルマヤディーンページによると、アルマヤディーン自身は「富裕なアラブ人ビジネスマン」という説明をしているようだ。だが、真のスポンサーはイラン、ヒズボラ、アサド政権下のシリアであると意地悪く書いている。

私はそれはたぶん真実だと思う。テレビ局のような巨大事業は個人で行うことは難しい。大衆への影響が強いため、どの国でも国営か准国営か私営であっても国家の関与や統制があるものなのである。

国家が出資するがプロパガンダ的な内容だと視聴者が観ないので、旅番組やスポーツ番組、教養番組なども製作し、ニュースもある程度客観性を持たせてわかりやすく伝え、アナウンサーもオシャレにするというやり方は、テレスールやアルジャジーラ、BBCと同じ路線だと思う。

ウィキペディア英語版のアルマヤディーンページによると、アルマヤディーンは「ヒズボラ系」で「反ユダヤ主義」で「陰謀論」を広めているそうだ。確かにアルマヤディーンではヒズボラやハマスという人たちが画面に登場してくる。

たとえば、西側諸国の報道を見ると、パレスチナ人は「かわいそうな存在」である。だがアルマヤディーンでは彼らは自ら戦い、抗議し、運命を変えようとしている人たちである。パレスチナ人がどちらをみたいかはあきらかだ。要は世界の見方が西側と違うので、それを受け入れるか、面白がるか、プロパガンダだと拒否するか、あなた次第だ。

アナウンサーの略歴など拝見すると、開局当時からお勤めの方が多い。つまり定着率がいいということで、賃金がいい、福利厚生がある、やりがいのある仕事である、人間関係の問題が少ないという職場環境がいい事が類推される。社員のSNSなど見ると、自分の仕事に誇りを感じている人が多いようだ。