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東洋医学では、暑くなると
「心」の機能が活発になります。
え？「心」？は？
と思ったあなた。
いきなりの説明ですみません。
東洋医学では、
5行といって、5つの要素に
世の中のすべてのものをあてはめて考えます。
この5つの要素の中で、
夏は「心（しん）」というネットワークが活発になり、
夏独特の体の不調が起こりやすくなるんです。
ちなみに、「心」って
「心臓のこと？」だと思ったら、それは間違い💦
繰り返しますが、
心は体の中のネットワーク。
つながりや、働きのこと。
そしてこのつながりによって、
体の中で様々な働きをしています。
心臓も「心」の一部含まれますが、
あくまでも一部。
野球でいえば、
9人の打者のうちの１人と考えてください。
さて、前置きが長くなりましたが、
東洋医学で「心」は
１）血（栄養）を体に巡らせる働き
２）気持ちのコントロールをする働き
をしています。
つまり、夏は、
栄養が足りない状態になったり、
気持ちのコントロールが難しくなったり
しがちな季節ですよ～、ということなんです。
もう少し具体的に言うと、
血行障害が起きやすかったり、
心が不安になったり、
うまく眠れなかったり、
やたらドキドキ（動悸、不整脈）したり
といったことが起きやすくなるわけですね。
こうした働きを補うために、
東洋医学（薬膳）では、
苦みの食材がおすすめされています。
たとえば
・ゴーヤ（苦）
・オクラ（苦・辛）
・よもぎ（苦・辛）
・らっきょう（苦・辛）
・アスパラガス（苦・甘）等々。
みんな夏に美味しい食材ですよね。
これらは単に
「舌で味わえる味」という意味を超えて、
体に対する「作用」という意味も含んでいます。
また、蒸し暑い「長夏」という季節には
「甘味」の食材もおすすめです。
それは
・トマト（甘）
・なす（甘）
・きゅうり（甘）
・とうもろこし（甘）
・かぼちゃ（甘）
といったもの。
※胃腸が弱めの方は、生で食べず、温野菜にしてください。
これらも暑い季節に採れる旬の野菜ですね。
つまり、現状、健康な方は、
健康のために何を食べたらいいか？と
あまり難しく考えず、
まずは旬の野菜で
美味しく食養生していくことがおすすめ。
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