今日は節分、そして明日は立春です。
こんな寒いのに早咲きの梅がつぼみを付けていました。
樹皮の苔も心なしか緑に明るさをまし、こんもりしてきたように感じます。
不思議ですよね。
植物たちはいったいどこで春を感じているのでしょうか。
そして節分、立春とほぼ同じく
海王星が本来の星座である魚座を本格的に運行し始めるそうです。
この青い星には海の神様ネプチューンの名前が付けられてますが
私にとってはのイメージは、オーロラの舞う氷の海・・・。
はるかに遠い自然です。
- 長い旅の途上 (文春文庫)/星野 道夫
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星野道夫氏の遺稿集です。
この本の中で氏は繰り返し言葉を変えて書いてます。
人間に二つの自然があるのではないだろうか
それは日常の、日々の暮らしにかかわる自然、たとえば道端に咲く花や近くの小川の流れといった自然と
はるか遠くの日常にはかかわらない自然。
そこに行く必要はない
ただあると思うだけで心が豊かになれる自然である。
それは想像力という豊かさを与えてくれる。
人間は二つの時間を持っている。
カレンダーや時計の針に刻まれる日常の時間と
もう一つは漠然とした生命の時間、すべてのものに同じ時間が流れていること
そのことの不思議がもうひとつの時間を気付かさせ日々の暮らしにはるかな視点を与えてくれている。
二つの自然、二つの時間
星野氏はアラスカの極寒の地にそれを見出したけれども
それは人それぞれによって色々なのだと思います。
南方熊楠は顕微鏡の中の粘菌の世界にそれを見出していたのでしょう。
それこそ宇宙という広大な世界に見出す人もいてるかもしれないし
小さな野花ひとつにその世界を見出す人もいてるでしょう。
はるか遠くの自然
生命の時間
私にとっての海王星のイメージです。
はるか遠くの自然
生命の時間
想像力の世界、見えない世界、でも確かにあるという感覚
そういったものに海王星は私たちを導いていってくれるのかもしれません。