知床の岬に はまなすの咲く頃
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘に登れば
はるか国後に白夜は明ける
旅の情けか 酔うほどにさまよい
浜に出て見れば 月は照る波の上
君を今宵こそ 抱きしめんと
岩陰によれば ピリカが笑う
別れの日は来た 知床の村にも
君は出てゆく 峠を越えて
忘れちゃいやだよ 気まぐれ烏さん
私を泣かすな 白いかもめを
白いかもめを森繁久弥 作詞/作曲学生時代北海道をうろついていたひと時ひと時の旅の仲間と夜通し 飲んで騒いだあとの夜空の美しさや、夜明けの美しさにただただ息を呑んでいた。あの時に聞いていた歌はたくさんあったのだろうだけれどもやはりこの歌が一番心に沁みる。