ここに1981年の「わたしの健康」という本がある。
31年前の本なので、現代に通用するか分からないけれど
面白そうなので抜粋して調べてみた。
腸の弱い人間は成人病に勝てない。
大腸は細菌の巣窟です。
健康な人の腸内では有用菌が強く有害菌の力を抑えていますが、
抵抗力が衰えると有害菌が優勢になり、
肝臓障害、免疫抑制、下痢、便秘、高血圧、動脈硬化、癌などが起こます。
有害菌が増えるのは、老化により腸菅の機能や運動が衰えるからです。
ビフィズス菌を取りましょう。
ヨーグルトや乳酸菌飲料に広く利用されている
乳酸桿菌は体内で増殖することはなくほとんど、死滅してしまいます。
菌体成分だけ残り、それが、免疫機能を刺激して
体の抵抗を高めるのに役立っているようです。
乳酸菌飲料には便秘を予防する作用も有りますから
便通を早めて有害物質が体内で合成吸収されるのを防ぐことになりす。
食物繊維の摂取も有効で
水を取り込んで保つ性質が有るので腸内で便の量を増やすと、
ともに、かたまりを作り、便を柔らかくし、毒物を薄めてくれます。
繊維には吸着作用がありますから、発ガン物質をも吸着し排泄してくれます。
又、穀類、豆類、海草などには、水に溶けるが吸収されない物質が同様の働きをする。
米も麦も精白しないで食べれば繊維は十分取れるが
贅沢に慣れた舌にはなかなか合わない。
動物実験でも食物繊維を多く食べると
ビフィズス菌が増えることが証明されています。
大腸がんには、結腸癌と直腸癌があります。
なかでも、日本、欧米いずれにも多いのが結腸ガンです
その中で、S字結腸、下行結腸、盲腸に頻発します。
これらの部位に食物が停滞しやすく粘膜が発ガン物質に
さらされる時間が長いからだと考えられます。
動物実験によると、高脂肪食(動物性脂肪)は大腸がんを発生あるい
は、発育促進する働きの或ことが確かめられている。
脂肪が体内で吸収される時に胆汁酸が必要です
脂肪が多くなれば胆汁酸も多く出ます。
胆汁酸は、回腸で吸収されますが多いと大腸に送られます
よって、高脂肪食を多く取ると大腸に胆汁酸が入り込みます。
胆汁酸の代謝物質は強い発ガン物質あるいは、
発ガンを促進する働きを持っていることが、明らかになっています。
動物性脂肪の、乳、乳製品、肉類、卵類をほどほどに、控えましょう。
食物繊維、乳酸菌飲料を取りましょう
1年に1度は大腸検査をしてください。
お医者さんが言う大腸検査の有効期限は1年だそうです。