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B級おもしろ映画館

古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

今日は快晴。

雪も降りそうもないので食料などの買い出しに出かけた。

街には人が溢れ、車も信号ごとに渋滞が出来ていた。

マックに寄ったが店はガラガラ、値上げ以後本当にこういった

ファーストフード店から人が消えている。

帰って来て「大菩薩峠」を見る。

ちょっと気になる事があったので、結局は2時間全部見てしまった。

昔のブログ記事を転載しています。

 

「大菩薩峠」     1966年   120分

   監督・岡本喜八、脚本・橋本忍、音楽・佐藤勝、美術・松山崇

   出演・仲代達矢・三船敏郎、加山雄三、内藤洋子、中丸忠雄

 

岡本喜八監督の「大菩薩峠」
この映画、日本ではあまり評価されなかったが、

アメリカでは結構人気がある。
東映、大映と同じように東宝も3部作の考えがあったようだが
時代劇人気の低迷もあって、一作のみの製作に変更なった。
大長編の原作から、ごく一部分を超ダイジェスト版にしてしまった。
当然だが、ラストが何とも尻切れになってしまい、

これが日本での不人気の理由。
短くなった分内容は、唯もう斬って斬って、斬りまくると言う
殺人鬼・机龍之介になっている。これがアメリカでの人気の秘密。
 
脚本は橋本忍、音楽・佐藤勝、美術・松山崇と、

当時の東宝ベストのスタッフ。
やっつけ仕事のような部分がチラチラ見えるが、最後まで面白く見る事が出来た。

 

当時の東宝の人気俳優が総出演している。

それを見ているだけでも楽しかった。

あの大長編を2時間にまとめる事は不可能でしょう。

「戦争と平和」のダイジェスト版より、酷かった。

 

今、妻と二人のブームは、ミステリー・ドラマを見る事。

夜中の楽しみになっている。

私は英国製のミステリー。妻はアメリカ製がお好きのようです。

二人ともいたって安上がりの楽しみを見つけました。

 

朝から雪。

積もる様な降り方ではないが、午後3時頃まで降り続いた。

積雪は3センチだった。道路には積もらなかったので

出かけたりするのに支障はなかったが、家に籠りきりだった。

とにかく気温が低すぎる。外の空気に触れるとピリピリと

痛い様な寒さに驚いてしまう。

この寒さ立春頃まで続くとの事、

あと一週間が一年位に感じられそうな思いがする。

 

 

映画の続編は面白くないとか、PART・2は最初の映画を超えられない

等と言われています。殆どその通りだと思いますが

中には例外もあって、続編の方が優れている事もあります。

 

この「悪名」もその一つでしょう。

監督・田中徳三、脚本・依田義賢、撮影・宮川一夫、美術・内藤昭

当時の大映京都が誇る、完璧のスタッフ。

出演は、勝新太郎、田宮二郎のゴールデン・コンビ。

丁寧に作られた作品は、今見ても面白い。

ラストの田宮二郎が殺されるシーンの素晴らしい事。

これ時間もなく、ロケに行けないので急遽、撮影所の敷地内で

慌てて撮ったと話題になった。このシーンだけでも名作の一つです。

ただ、ここで田宮二郎のモートルの貞が殺されてしまい

シリーズの3作目はどうするのだろうと思っていたら

田宮二郎は清治として見事復活!

ここからシリーズは延々と続けられた。

 

大映京都にはもう一本、続編の方が面白かったのが

「眠狂四郎」シリーズ。2作目は「眠狂四郎・勝負」というタイトル。

一作目が硬くなりすぎて、生気に乏しい狂四郎になって

監督も出演者もこれではイカンと思って撮影に臨んだ第2作。

これも全シリーズの中でも最も面白い作品になっている。

 

外国にもこの手のケースは幾つかある。

有名なのは007シリーズと「ゴッド・ファーザー」でしょう。

「ゴッド・ファーザー」は、監督のコッポラが「誰が見ても一度では絶対に

理解出来ない映画を作る」と宣言しての作品。

2作目が大傑作になった稀有な例。

007シリーズは2作目の「ロシアより愛をこめて」がシリーズの最高作

となった。

 

これとは逆にタイトルに拘るあまり、シリーズとしては作品は

ヒットしたが、内容はだんだん詰まらなくなったのが「網走番外地」

一作目は雪の北海道で物語が完結したが

2作目以降、最初と最後だけ網走刑務所が出るだけで

真ん中は沖縄からオーストラリアまで出てくる。

まあ、ヒットしたから良いんでしょうが・・・・・・・・・・・。

 

シリーズは見ている分には面白い作品も結構ある。

色々楽しみ方が増えてあの頃はそれなりに楽しかった。

上野山さんの出演作という事で「兵隊やくざ・俺にまかせろ」を見た。

結構ダンディなあの顔が懐かしく思い出される。

昭和は本当に遠くなっています。

 

 

 

 

妻の絵の先生がナナちゃんをモデルに書いてくれた

色鉛筆画です。この頃、チョコちゃんをモデルにした絵もあります。

チョコちゃんの方は原画を購入(高かった!)大切に保管してあります。

これはナナの子供の時ですが、ナナにしてもチョコにしても

大人になっても体形はあまり変わりませんでした。

この絵の頃は、一階に7匹、二階に7匹の大家族でした。

毎日が猫と人間の戦争のような状態でした。

今となっては、よく頑張れたと思っています。

猫たちも頑張ってくれました。

それが今は4匹になってしまいました。

贅沢を言えば、今は少し寂しく感じています。

 

今はナナが一階に一人になってしまっているので

ナナが寝付くまで、私が一階で映画を見ています。

ナナがベッドに潜り込むと、私は静かに二階へ行っています。

 

 

元・日活の脇役だった上野山功一さんが亡くなられた。享年89。

結構二枚目のマスクが印象的だった。

日活時代は「ニヒルな殺し屋」というあだ名がついていた。

日活を退社後、大映に映画にもよく出ていた。

京都の河原町に必殺シリーズの関係者が経営している

バーがあって、上野山さんも良く飲みに来られていた。

「この商売、食うには大変だが結構面白い、辞めるんじゃないぞ」と

私に言ってくれたこともあった。撮影を離れると愉快な一面もあった。

また一人、日本映画界の黄金時代を知る人がいなくなった。

本当に寂しくなってゆきます。

日活時代の彼の作品をこれから見てみます。

ご冥福を心からお祈りいたします。