天気も良く、そんなに混んではいないだろうと髪を切りに行く。
予想はドンピシャで、お客はゼロ。
昨年から、裾の方はバリカンで思い切って短くしてもらっている。
今日も短くしてから、外に出ると頭に当たる風が冷たく感じられる。
ついでだからと歩いてすぐの所にある図書館に寄ってみる。
ここもあまり人はいない。サッカーとかのスポーツ関連の本を眺める。
アガサ・クリスティの文庫本を2冊借りる。
東映の松田定次・監督、俳優の大友柳太郎さんの評伝も
借りてくる。何度か読んではいるがフィルモグラフィーを
確かめたい事もあったので・・・・・・・・・。
ついでに小沢茂弘・監督の評伝も借りてくる。
ヤクザ映画全盛の東映でその先駆的な作品「博徒」を作り
トータルで113本の映画を監督、映画界をやめてから易者になったという風変わりな経歴の持ち主でもある。
ヤクザ映画が下火になり、当時の岡田社長に「仕事はないか?」と
聞いたら、社長の答えは「お前には徳がない」と言われたとの事。
東映ヤクザ映画を牽引したある意味凄い監督の一人だと思うが
映画史からは完全に除外されている。
鶴田浩二と組んで、多くのヤクザ映画のシリーズを監督している。
時代劇映画も多くの作品を残しているが
その殆どがプログラム・ピクチャーばかり。
そんな中1961年・1月15日に公開された
「右門捕物帳・南蛮鮫」と「俺が地獄の手品師だ」二本立ては
なんと二本とも監督は小沢茂弘だった。
会社から言われた映画を、言われた期間内に、言われた尺数で
キチンと仕上げ、それなりに面白い娯楽映画に仕上げて
観客動員もそれなりに上げていた。
こんな監督、そうざらにはいない。
酒癖が悪く、喧嘩が好きな監督だったそうだが
日本映画黄金時代の生き証人のような映画人の一人だった。
この監督、「警視庁物語」のシリーズ第一作と第二作も監督している。
あのシリーズの基礎を作った一人でもある。
この人の「博打うち」シリーズは大好きだった。
義理だとか、仁義とか情よりも
硬質なタッチのバクチ場の雰囲気がたまらなかった。
この本のタイトル「困った奴ちゃ」が、この監督の全てを物語っている。
今日の昼間、陽ざしたっぷりのリビングで一気に読んでしまった。
この監督の人間性も面白いが、あの頃の映画界はもっと面白い!
今日は節分、地元のお寿司屋さんでいつもの様に
巻き寿司を購入、シンプルな昔風の味がたまらなかった。
明日は立春。暖かさが増すとの事。春よ来い!!