「ジョンとメリー」 1969年 92分 アメリカ映画
監督・ピーター・イエーツ、音楽・クインシー・ジョーンズ
出演・ダスティン・ホフマン、ミア・ファロー
大都会ニューヨークの朝。ジョン(ダスティン・ホフマン)と
メリー(ミア・ファロー)は同じベッドで目をさました。
昨夜、あるスナックで2人は初めて知りあったのだが、
その後の記憶がお互いになかった。
熱いシャワーをあびるメリー。朝食の支度をするジョン。
2人はそれぞれに相手のことに気をくばりながら、
朝の時間をすごすのだった・・・・・・・。
前年に「ブリット」が公開され、次はどんな映画を作るのかと
楽しみにしていたピーター・イエーツが監督したのがこの作品。
アクション映画かと思っていたら、何とラブ・ロマンス!
それも主役はダスティン・ホフマンとミア・ファロー!
どう見ても美男・美女ではない!
どうなるんだろうと見ていた事を思いだす。
見終わって清々しい思いが心の中を駆け巡っていた。
ドラマティックな描写などは全くないが
何と爽やかな映画なんだろうとの思いしかなかった。
大好きな映画の一つです。
この監督、この映画の後はまたまたアクション映画オンリーに戻り
「マーフィーの戦い」 「ホット・ロック」などを監督する。
60年代から70年代にかけて活躍した。
NHKで放送され、録画してあった硫黄島のドキュメンタリーを見た。
悲惨この上ない戦いは正視できないほどのものだった。
私の父と祖父も戦争に行っていた。
父は中国大陸、祖父はあのインパール作戦に従軍している。
父は地元の人達と一緒だったそうで、
戦友と云っても地元の人ばかりだった。
祖父の方はインパールでの、地獄のような戦場を経験しただけあって
8月になると戦友たちが良く集まって来ていた。
何人かが集まって酒を酌み交わし、小さい声で話していた。
時間が経つとともに、その声に涙が混じりだす。
結構な年をした大人たちが、泣きながら話すのが
子供心に不思議だった。
少しでも聴いておけば良かったと、今になって後悔している。
戦争の悲惨さは、どの戦場も同じだったと思う。
その悲惨な戦争を引き起こした政治家と軍人が
戦後、戦争を金儲けの手段としか思っていない事を知った。
以来、どんな立派な政治家も信じる事が出来ない。
今も世界中で戦争は行われている。
どの様な理由があろうとも、戦争だけは避けなければならない。
本格的な冬になって来た。
天気予報の最低気温が0度の日が増えて来た。
山の中は本当に寒い!
こんな時だけは都会のマンション暮らしが羨ましくなる。
今日、下の県道交差点に行って驚いた。
紅葉が真っ赤になっている!
京都まで行かなくても、車で3分でこの景色!
昔は出店が出ていたと聞いていたが
なるほどなあと納得しました。