「目撃」 1997年 121分 アメリカ映画
監督・クリント・イーストウッド、脚本・ウィリアム・ゴールドマン
出演・クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、エド・ハリス
ヴァージニア州の高級住宅地。大統領の後援者である政界の大物サリヴァン(E・G・マーシャル)の邸宅に忍び込んだ盗みのプロ、ルーサー・ホイットニー(クリント・イーストウッド)は、一家が休暇旅行中に夫人クリスティ(メロラ・ハーディン)の寝室にある金庫室の中身を頂く。その時、何とクリスティが大統領のリッチモンド(ジーン・ハックマン)を伴って帰宅。酔った勢いで暴力を振るうリッチモンドに、クリスティがナイフで反撃。飛び込んだシークレット・サービスのバートン(スコット・グレン)とコリン(デニス・ヘイスバート)が、彼女を射殺した。
金庫室はマジック・ミラーになっていて、
その全てをルーサーは目撃してしまう・・・・・・・・。
NHK-BSで放映されていたので最後まで見てしまった。
脚本はサスペンス映画の名手ウィリアム・ゴールドマン。
「マラソン・マン」 「ホット・ロック」 「大統領の陰謀」
「動く標的」 「明日に向かって撃て!」を手掛けただけあって
ツボを外さない作劇法は見事なものです。
その脚本を実に丁寧に描いたイーストウッド監督も見事なものです。
派手な銃撃戦や大爆発が無くっても
ハラハラ、ドキドキが最後まで持続して
映画の面白さを存分に味わう事が出来る。
これが映画を見る楽しみの一つです。
この頃のイーストウッド監督、「トゥルー・クライム」と云い
師匠ドン・シーゲル監督ばりのサスペンス映画を作っていた。
大作でもなければ話題作でもなかったが
その面白さは、群を抜いていた。
エド・ハリス、ジーンハックマン、E・G・マーシャルなどの
個性豊かな脇役たちもその力量を存分に発揮し
この映画の面白さを支えていた。
「トゥルー・クライム」が見たくなった。
明日は二階に行って、DVDの山の中から探します。
寒くなってきたからか、それとも年のせいか
寝るのが少し早くなって来た。
おかげで朝は4時過ぎには起きています。
これジジイの証拠なのでしょうか?