「ドノバン珊瑚礁」 1963年 109分 アメリカ映画
監督・製作・ジョン・フォード
出演・ジョン・ウェイン、リー・マーヴィン、エリザベス・アレン
ボストン社交界の女王アミリア・ディダム(エリザベス・アレン)は、伯父が死んだためアミリア・ディダム汽船会社を引き継ぐことになった。が、父ディダム医師が多額の株を持っていたので会社の経営ができず、父に会いに南太平洋の孤島ハレアコロハへ行った。父は終戦後、その島に住みついているのだ。アミリアに着くの報に島は時ならぬ騒ぎが起こった。ポリネシア女と結婚したディダム医師には16歳のリーラニ、6歳のサリー、ルキという子供があったからだ。しかもディダム医師はほかの島に往診に行っていて、ハレアコロハにいないのだ。ディダムの戦友でやはりこの島にいる“大砲”ドノバン(ジョン・ウェイン)が、救神に選ばれて、3人の子供の仮の父親になった。ドノバンはこの島でいま“ドノバン珊瑚礁”というナイトクラブを経営していた。平和の孤島ハレアコロハに突然まき起こった騒ぎはアミリアの来訪だけではなかった。ドノバンのけんか友達“ボート”ギルフリー(リー・マーヴィン)が島に戻って来て、早速ドノバンと派手なけんかを始めたからだ・・・・・・・・。
一説によると、ジョン・フォードが自前の豪華ヨットで
ハワイに遊びに出かけた際、せっかくここまで来たんだから
映画を作ってみようかと思って作った作品らしい?
出来上がった作品も、ジョン・ウェインとリー・マーヴィンの
殴り合い以外他に売り物はない様な映画になっている。
この映画が公開された当時、日本人にとってハワイは
まだまだ夢の島であり、憧れであった。
それだけにストーリーや映画の出来に関係なく
ハワイへの思いをかき立てるには充分な内容だった。
ジョン・フォード晩年の作品で、西部劇の巨匠が
ハワイで悠々とと作った娯楽映画として見れば
気楽に楽しむ事が出来ます。
この映画結構好きです。
初めて見たのは神戸のビッグ映劇。
文字通りの老舗の名画座でした。
もう一本の映画が思出せなくて、チラシを探したら
何と「ブルー・ハワイ」だった。
いくらハワイ繋がりと云っても
プレスリーとジョン・ウェインです。
何とも呆れてしまいました。