「荒野の3軍曹」を見ながら
あ~この監督も好きだったなあと思い出しています。
「OK牧場の決斗」
「ゴーストタウンの決斗」
「ガンヒルの決斗」
いわゆる決斗3部作が有名です。
「荒野の七人」
「大脱走」のような、若手スターを使っての大ヒット作もあります。
「墓石と決闘」では、OK牧場の決斗のその後を
重厚なタッチで描いた作品もあります。
西部劇だけでなく「老人と海」のような地味な作品から
「日本人の勲章」のような作品もあります。
私が好きなのは
「荒野の3軍曹」&「ビッグ・トレイル」という2本のコメディです。
大失敗作と言われている「ビッグ・トレイル」
これ何度見ても可笑しくないんです。
S・スピルバーグの「1941」
S・クレイマーの「おかしなおかしなおかしな世界」
そしてこのJ・スタージェス監督の「ビッグ・トレイル」
この3本、真面目な監督がなまじっかコメディ映画に
手を出して赤っ恥をかいた作品としても有名です。
「サタンバグ」 「潜行大作戦」 「宇宙からの脱出」と
サスペンス映画に活路を見出そうとするが
全盛期の頃のタッチには遠く及ばず、これまでかと思われたが
最後の最後になって「鷲は舞いおりた」で見事復活!
男達の意気地を描き切っています。
西部の土と匂いをホコリまみれになりながら
描き切る監督も演じる男たちも、いなくなってしまいました。
神戸の新劇会館がこれ程似合った監督も他にはいません。
映画全盛の時代、洒落っ気も映画芸術も
俺の知った事ではないとばかりに
アクション映画だけに全精力を傾けた監督でした。
我が家に最後に残っていた愛猫ドンが、
先日天国に旅立ちました。
我が家にはこの30数年間、猫がいました。
トータルで15匹。一番長生きした猫は23歳。
この家に引っ越したのも猫と暮らすためでした。
どの部屋にいても猫がいました。
最後になってしまったドンちゃんは、
妻の布団の中で寝ていました。
今、妻と二人で喪失感の中で茫然としています。
何とか頑張らなければと思っています。