「謎の要人・悠々逃亡」 1961年 98分 モノクロ
監督・ケン・アナキン
出演・ジェームズ・ロバートスン・ジャスティス
「泥棒株式会社」 1960年 89分 モノクロ
監督・ロバート・デイ
出演・ピーター・セラーズ、ウィルフリッド・ハイド・ホワイト
60年代の面白いイギリス映画と云えばこの二本です。
「謎の要人・悠々逃亡」
もう何度も見ていますが、今回も楽しく見ました。
これ程、人を食った捕虜収容所からの脱走映画はないでしょう。
正門から、堂々と歩いて脱走するなんて誰が思い付きます?
ジェームズ・ロバートスン・ジャスティスの風貌からしてう
可笑しくて笑ってしまいます。
(この人、「ナバロンの要塞」にも出ています)
ケン・アナキン監督も、テンポ良く、実に楽しげです。
この作品、脱走が終わってからもお楽しみがあります。
映画の最初と最後に、テレビのご対面のシーンがあって
これがもう最高に面白い!
イギリスの冒険サスペンスをユーモアをタップリと振りかけた
面白さは、何度見ても楽しすぎます。
「泥棒株式会社」 ピーター・セラーズとウィルフリッド・ハイド・ホワイトのおトボケぶりが最高に面白い。
こちらは刑務所に入っている事をアリバイにしての
ダイヤモンド強奪の顛末を描いている。
この刑務所内での描写のトボケぶりが最高に面白い。
「マイ・フェア・レディ」などでお馴染みのウィルフリッド・ハイド・ホワイト
のおトボケが完全にピーター・セラーズを食っている。
あまりのヒットで続編も作られています。
この映画、大映洋画部の配給。
この頃の大映洋画部、「冒険者たち」の配給も手掛けて
中々上手い商売をしていた。それもこれも懐かしい。
二本ともモノクロ・スタンダード作品。
映画の面白さは、スクリーンの大きさや、カラーのある無しに
あまり関係が無いように思う。
二本見ても3時間。幸せな時間を過ごせました。
今日の夜は、トニー・リチャードソンの映画を見ようと思っています。
昼間も暑かったが、夜になってもムシムシしています。
体調に気を付けて頑張りましょう。