昨日の夜は、プレストン・スタージェス監督の
「パーム・ビーチ・ストーリー」を楽しんで、気持よく眠る事が出来た。
超A級、超スペシャルな傑作コメディ。
映画を見てこれ程楽しく、幸せな気分にしてくれる作品はそうはない。
朝は、録画しておいたレアルのスペインリーグでの
今シーズンの最後の試合である、べティス戦を楽しんだ。
昼前に少し外出して、帰って来てからは珍しくプロ野球を見た。
阪神対巨人戦。超満員の甲子園にビックリ!
チームが弱くても強くても、甲子園には客は詰めかけている。
昔とはえらい違いに驚くしかない。
どうにかこうにか勝ったからいい様なものの
何ともイライラする内容に消化不良気味になる。
伊藤将司のピッチングには納得です。
録画しておいた 「ビバ!マリア」を見る。
1965年製作、122分、イーストマン・カラー、パナビジョン。
監督はルイ・マル、音楽はジョルジュ・ドルリュー
撮影は名手・アンリ・ドカエ。
ブリジット・バルドー&ジャンヌ・モローの共演。
数年前にソフトが発売され、テレビでも放送されるようになった。
今回はスター・チャンネルでの放送。
何度見ても愉快で、ハチャメチャに面白く楽しい作品。
「死刑台のエレベーター」 「恋人たち」でヌーベル・バーグの新鋭と
騒がれ、「地下鉄のザジ」 「私生活」 「鬼火」と問題作を次々に
発表し、チョットお堅い監督のイメージがあったのだが
「ビバ!マリア」は何とアクション・コメディ。これには少々驚いた。
初めて見たのは、確か京都の朝日会館だったと思う。
ひっくり返って笑った事を思いだす。
ジャンヌ・モローとブリジット・バルドーさんの共演も楽しかった。
音楽のジョルジュ・ドルリューのリズムも心地良く
「ジャッカルの日」「まぼろしの市街戦」「わが命つきるとも」などの
私の好きな映画も音楽はジョルジュ・ドルリューさん。
撮影がアンリ・ドカエさん。「サムライ」 「ふたり」 「太陽がいっぱい」と
彼の担当した名画は沢山ある。
そんな素敵なフランスのスタッフ達が、出来るだけアメリカっぽい
作品を作ろうとしたような楽しい作品。
DVDを持っているので消去しても良いのだが
何だが勿体ない気がする。
映画はやっぱり楽しいのが一番です。