今日も驚きの一日、映画も見ています。 | B級おもしろ映画館

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古い映画や映画館をこよなく愛し
なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

今日の夜から雪の予報。

今日の内に食料などを確保しておこうと、隣町まで出かける事に。

寒いという事もあり、ランチは味噌煮込みうどん。

具がタップリと入った熱々の味噌煮込みうどんは

身体を内側から温めてくれました。美味しかった!

 

オミクロン株の急激な拡大は、岐阜県にも「まん延防止」が

検討される事になった。

またかと思いながらも、ここまでくれば仕方ないかと思えてしまう。

誰にも会わない、何処にも行かない生活を続けるしかないだろう。

 

トンガの大噴火の詳しい情報が全く入ってこない。

今の世の中で何故と思わづにはいられない。

数年前の火山の噴火の様に、世界規模で影響が続くかもしれない

との情報も流れている。

今日は阪神淡路大震災の日だった。

27年前に起こった未曾有の大災害は、記憶から消える事はない。

あの日から、次々に大地震に襲われ、

日本だけでなく世界規模で大災害が起こっている。

地球が変わり始めたのが、27年前の今日だった。

16歳で一人、神戸に移り住んで4年近く過ごした。

あのまま神戸に住んでいたらどうなっていただろうと、時々思う。

私の住んでいた場所は、兵庫区。

震災後、行ってみたら完全に焼け落ちていた。

通っていた学校は無事で、避難所になっていた。

友人の内、何人かは震災で亡くなっている。

1月117日が来るたびに、友人たちの事を思いだす。

コロナの事もあって二年ほどは墓参りにも行っていない。

何とか一度行きたいと思っている。

あっという間の27年が過ぎたが、記憶は鮮やかになるばかりです。

 

映画はアルフレッド・ヒッチコック監督の「三十九夜」

1935年製作。82分。モノクロ・スタンダード。

 

ロンドンのイーストエンドの或る寄席に、最近カナダから帰った

ハネイは入った。

舞台にミスタ・メモリーと称する記憶の達人が

客から出され凡ゆる質問に答えて居た。

其の時突如一発の銃声が起こった。

観客は舞台を後へに出口へ殺到した。

ハネイは自分の身体にぴたりとついて来る女に助けを乞われ、

自分のアパートへ取りあえず同行した。

女は灯をつけるな、と頼む。

そして女が言う通り、街角には怪しい男が二人立っている。

女は自ら国際スパイであると語った。

イギリスの国防に関する秘密を某国に売ろうとしているスパイ団を

追跡中、寄席まで跡をつけた処を敵に感づかれ、

ピストルを発射して混雑に紛れて逃げたのである、という。

此の事件の首謀者はスコットランド高原に居る、小指の無い男で、

彼女は其処へ急行するのだ、ということである。

ハネイが一寝入りした所へ女が倒れて来た。

その背にはナイフが立っている。

「私の代わりにスコットランドへ行って下さい。」と言うと女は絶命した。ハネイは女殺しの下手人と目されることは必然である。

当のスパイを捕らえて身の潔白を証明する外はない。

ハネイは未明のスコットランド行の急行列車に乗り込むが・・・・・・・。

                           (KINEMAより抜粋)

のちの「北北西に進路とれ」等と同じ、巻き込まれスリラーの典型。

牛乳配達に化けたり、列車内で見知らぬ女性に抱き着いたりと

男はあらゆる方法で何とか自分の身の潔白を証明し

スパイ団の陰謀を阻止しようとする。

逃亡の途中でマデリーン・キャロルと、ヒョンな事から手錠で

つながれたロバート・ドーナットの二人の道行きが面白い。

M・キャロルが濡れたストッキングを脱ぐときの色っぽい事!

ヒッチ先生、この手錠のままの道行きをユーモアをまじえて

少し色っぽさも加えて楽しいシーンに仕上げている。

何も知らない普通の男を巻き込んでのスパイ騒動を

ここまでサスペンスを盛り上げ、スリリングなスパイ・スリラーを

作ってしまうヒッチ先生、さすがでした。

87年も前にこんなに面白い作品を作るヒッチ先生、お見事です。

 

明日の天候が気になるが、巣籠覚悟の身の上。

何とかなるでしょう。