「警視庁物語・不在証明」今回はミステリー? | B級おもしろ映画館

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「警視庁物語・不在証明」   1961年  62分

  監督・島津昇一

  出演・神田隆、堀雄二、千葉真一

 

今回で15作目。

東京も戦後の混乱を抜け出して、活気に溢れている。

行き交う車も多くなり、道路も舗装がすすんでいる。

このシリーズの最大の魅力は、東京という街の移り変わりが

ロケ撮影で、余す所なく映し出されている。

今回は千葉真一さんが初出演。タイトルには「新人」という文字が

入っているが、タイトルの一枚目に三人並んだ真ん中という

期待感、満々の雰囲気がうかがえる。

 

ある官庁で巡回中の守衛が殺されるという事件。

守衛の腕時計は九時十三分を指して壊れたまま止っていた。

検屍の結果、死亡推定時刻も九時から九時三十分の間ということが

わかった。金庫には荒らされた形跡があったが、

岡本係長は紛失したものがないという。

捜査一課の活躍がはじまった。

官庁では前の晩七時三十分まで岡本、秋田、根岸が

残業していたという。

物盗りか内部の者か、捜査方針は内部から洗っていくことになり

まずは三人のアリバイ追求からはじめられた・・・。(KINEMAより抜粋)

今回は、よりミステリーっぽくなっている。

一時間という限られた上映時間の中では、

なるほどと言える面白さだった。

ラストのほろ苦いロマンスの行方も、

このシリーズにしてはシビアな終わり方にまとめている。

肝心の千葉ちゃんだが、それまで出ていたアクション映画ではなく

シリアスな刑事役とあって、身体の動きもガチガチなら

少ししかないセリフも殆どが棒読みだった。

今回も楽しく見る事が出来ました。来月も楽しみです。

 

今日は家から出ていない。

妻は、玄関から一歩も出ていない。

たまにはこんな日があってもと、夫婦で納得。

ノンビリと、ストレス解消の一日でした。