ターザン映画が、想像以上に面白かった! | B級おもしろ映画館

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「ターザンの復讐」  1934年  104分

 出演・ジョニー・ワイズミュラー、モーリン・オサリバン

 

想像以上の面白さに驚いた。

ターザン映画は、子供の頃に10本以上は見ていると思う。

田舎の映画館では、お正月やお盆のかき入れ時に

東映の時代劇が2本に、ターザン映画が1本ついた3本立て。

こんな組み合わせの興行だったので、嫌でもターザンは見ていた。

大人になってから、ジャック・マホニーのターザン映画などは

見ていたが、ジョニー・ワイズミュラーのターザンは

見る機会が無かった。

 

ストーリーは、ターザンの恋人ジェーンの父が亡くなった

象の墓場の探索に同行していたホルトが、友人のアーリントンを伴い

アフリカにやって来て、ターザンとジェーンを再び訪ねる。

彼らの目的は、象の墓場を探しだし、象の牙を持って帰る事と

ジェーンをイギリスに連れ帰る事だった。

二人はジェーンに香水やら、ドレスをジェーンにプレゼントし

イギリスに連れて帰ろうとする。

ジェーンはこのジャングルでの暮らしが、お気に入りで

ターザンとの暮らしを満喫している。

二人はターザンの案内で象の墓場を目指すが、

象の牙が目的と知ったターザンは、案内を拒否してしまう。

アーリントンはターザンを撃ってしまう。

象の墓場から牙を持ち出そうとするが、原住民に戦いを挑まれたり

ライオンなどの襲撃を受けて、二人とも死んでしまう。

瀕死の重傷から立ち直ったターザンは、ジェーンを助けるために

猛獣たちに立ち向かう・・・・・・・・・・。

 

これがアレヨアレヨの104分で、サイの襲撃、ワニの襲来と

次から次に大変な事が起こってしまう。

今から80年以上前とは思えない合成技術などを駆使しての

映像の見事さは、今見ても新鮮そのもの、お見事です。

ターザンとジェニーとチータの空中ブランコのスピードは

今の映画と比べても引けを取らない見事なもの。

問題のジェーンの裸で泳ぐシーンは、エロティシズムよりも

ファンタスティックの方が当てはまると思う。

ターザンと二人での水中のシーンは夢のような美しさに魅了される。

ラストのライオンの襲撃も、数えられないライオンの多さに

ビックリさせられる。

ターザンと言えば、子供向けとか子供だましとか言われていますが

これは決して子供向けではありません。

世界で20億の人が見ただけはあります。

あの当時、大人が見ても相当面白かったと思います。

朝、ターザンが寝ているジェニーを起こす時の仕草が可愛い。

ジェニーの顔にかかる髪の毛をそっと吹いて起こそうとする。

私なんぞは妻を起こす時は「7時だよ!」って

乱暴にカーテンを開けてしまう。明日から考えを改めようと思う。

ターザンのジェニーに対する優しさは、男として見習いましょう。

「愛してる」と言う言葉が、こんなにも輝いている時代もあったんですね

あと5本あります。大いに楽しめると思っています。

 

昼間は30度。朝方は16度。寒暖差14度。

身体がおかしくなってしまいます。

朝は長袖のパジャマ。昼は半袖のTシャツ。

着替えるのが面倒で、面倒でたまりません。

明日も今日と同じ気温との事。

その後には巨大台風も近づいています。

大変な週末になりそうです。