春の陽気に浮かれていました。映画は「魅惑の巴里」です | B級おもしろ映画館

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なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

朝早くから起きて、サッカー・スペイン・リーグを見ていました。

その後、猫たちの朝の世話が終わってから

再びサッカー見物。今度はチャンピオンズリーグと

ヨーロッパリーグの決勝トーナメントです。

世界最高の技術とパワーを堪能出来ました。

 

午後からは陽ざしたっぷりのサンルームで

猫が寝ている横で、読書三昧。

年寄りは、この陽気だけで、心も舞い上がってしまいます。

オーソン・ウェルズの本を読んでいたら

「アスピリン・エイジ」が読みたくなった。

1919年から1941年までのアスピリン・エイジと呼ばれていた頃の

アメリカで起こった色んな事件や出来事を詳細に検証した

ノン・フィクションです。

有名なオーソン・ウェルズの火星人襲来のラジオ番組も

取り上げられています。

読みたいとなると我慢できなくなる悪い性格が持ち上がり

本箱から何から何まで探す事になった。

ところが何処をどう探しても見つからない。

マーケット・プレイスに出品した覚えもなく、古本市に出したのだろうか

と考えてみたが、古本市には映画の本しか出品していない。

無いのは事実なので、何処かに売ってしまったのだろうか?

結局良く分からない。

多治見の図書館に在庫があるか調べて見たが、残念ながら無し!

どうしても読みたい思いが消えそうもないので

ネットで調べて見たら、ハヤカワが出している文庫本なら

上下2冊でも安く手に入る事が分かった。

早速ポチッとしてしまった。

4時間近く、活字を眺めていたらさすがに、どっと疲れが出て

リビングでうたた寝してしまった。年はとりたくないものです。

 

昨日の夜は「魅惑の巴里」を楽しんだ。

監督はジョージ・キューカー。

音楽はコール・ポーター。

出演はジーン・ケリー、ミッチー・ゲイナー、

     ケイ・ケンドール、タイナ・エルグ

この4人が、お色気たっぷりのショウ・グループ、「レ・ガールズ」を

結成。人気もあったが解散してそれぞれの人生を歩む。

しばらくたって、ケイ・ケンドールが、自伝を出版。

その中にタイナ・エルグがジーン・ケリーに恋をしてフラれると

書いたためにタイナ・エルグから訴えられる。

裁判では、三人の女性がそれぞれ自分に都合のいい様に

証言し合い、何と黒澤明の「羅生門」のような展開になる。

この映画、あくまでもミュージカルであって、ジョージ・キューカー監督も

その辺は心得ていて、コール・ポーターの楽曲を気持ちよく

聴かせてくれる。ジーン・ケリーもダンスも見せ場の一つ。

1957年製作のこの作品。出来たばかりのシネマ・スコープ画面に

溢れんばかりのミュージカルの楽しさを描きだしてくれる。

楽しい楽しい作品でした。

 

明日も今日以上の最高気温になるとの事。

テンション上がりっぱなしになりそうです。