「私は死にたくない」 1958年 120分
監督・ロバート・ワイズ
出演・スーザン・ヘイワード、サイモン・オークランド
「金色の眼の女」 1961年
主演・マリー・ラフォレ
雨が小降りになったので、TSUTAYAに行ってみた。
今月の発掘良品に上記二本があった。
「私は死にたくない」
実在した女性死刑囚の手記をもとに
ロバート・ワイズが監督した問題作。
強盗殺人容疑で逮捕されるが、売春と偽証の前科があったために
無実を訴えるが、アリバイを証明できる夫が、行方不明になったこともあって、死刑の判決が出てしまう。冤罪を生んでしまった裁判に対する
理不尽さを、ロバート・ワイズは怒りを込めて描いている。
ガラス越しに多くの人が見つめる中、処刑される凄まじいシーンに
R・ワイズとS・ヘイワードの思いが伝わってくる。
主演のスーザン・ヘイワードは、これまでアカデミー主演女優賞に
4度ノミネートされているが、一度も受賞は叶わなかった。
「オスカーが欲しい」と広言し、「この映画なら絶対にとれる」との思いで
この作品にのぞんだ。そして見事受賞する事が出来た。
受賞スピーチで「これまではオスカーの為に仕事をしてきた。
これからは楽しみながら、お金の為に仕事をしたい」と、ハシャイだ。
その言葉の通り、以後、15本程の作品に出ているが
作品は選ぶ事無く、何でも出ている。
この映画、神戸のビッグ映劇で何度も見ている。
名画座で見るに相応しい作品だと思っている。
何十年振りかでの再会になるが楽しみです。
「金色の眼の女」は、一度も見た事がない作品。
今月の発掘良品にはあと二本ホラー映画が出ている。
ホラー系の苦手な私にはチョット無理です。