朝から雷雨、今日は読書 | B級おもしろ映画館

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なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

 

 


朝から激しい雷雨。

落雷が心配になる程で、冷蔵庫以外の電気製品のコンセントの

接続ごと切っておいた。(以前、近所に住む知人が落雷で

殆どの電気製品が壊れた事があった)

安心したのは良いが、する事がなくなった。

そんなこんなで朝から読書三昧。

図書館で借りている本が、今月末までの休館なので

貸し出し期間も延長されているので、

読んでなかった2冊をこの間から読み始めていた。

 

「みんなの寅さん」&「小説・帝銀事件」の二冊。

 

「みんなの寅さん」は、600ページ以上ある寅さん辞典のような一冊。

作者は佐藤利明さん。

娯楽映画研究家として「石原裕次郎・昭和太陽伝」なども出版。

構成作家、ラジオ・パーソナリティとしても活躍されている。

この本、資料としては大変貴重な一冊だと思う。

ロケ地の細かい説明まで載っている。

第26作の「寅次郎かもめ歌」の鳴門市でのロケ地として

3か所が細かい住所がついて紹介されている。

劇場で見た時は、ラストの鳴門スカイライン(現在は寂れてしまって

単なる道路になっている)しか覚えていなかったが

霊山寺も出ている事に気付かされた。

 

一冊読めば、間違いなく寅さん通になれます。

全50作の本編が見たくなることも間違いないでしょう。

上下2段の本ですが、気楽に読めることもあって

そんなに時間はかからなくて読み終える事が出来た。

第40作以後はあまり真剣に見ていなかったので

この際、最後まで見てみようかと思っている。

テレビ録画だが全作あると思うので、探してみます。

 

「小説・帝銀事件」 松本清張さんの労作。

この事件に関しての膨大な資料や本。

映画もドキュメンタリーも含めると沢山ある。

この本(小説)とタイトルにあるように

一新聞記者の回顧としてストーリーが組み立てられている。

それだけに非常に読みやすく、かつ分かりやすく読む事が出来る。

どの本を読んでも、どの映画も見ても

この事件が冤罪である事はあきらかでしょう。

日本の警察の恐ろしいことは、今もそんなに変わらないという事です。

 

夕方になって雷雨も収まって来たので

S・マックィーンの「ハンター」を少しだけ見た。

マックィーンの遺作です。

アクション・シーンは殆どがスタント。

病気の激痛に耐えての撮影だったと聞いている。

痛々しい場面もあるが、車好きの彼の逆をいって

下手くそな運転を見せる所なんか結構楽しい。

マックィーンはどんな時もマックィーンです。

 

自粛疲れが限界です。

明日はエアポートウォークまで行って

紀伊国屋書店でも覗こうかと思っている。