「夕陽に立つ保安官」 1968年
「弾丸特急・ジェットバス」 1976年
「のるかそるか」 1989年
この三本、馬鹿馬鹿しいけど愉快な映画です。
60年代から一本づつ選んであります。
「夕陽に立つ保安官」 バート・ケネディ・監督が西部劇のスタイルで
作った、ハチャメチャ・コメディです。
ひょんな事からゴールド・ラッシュになった小さな町を舞台に
金に困った旅の男、ジェームズ・ガーナーが選んだ職業が保安官。
この男、拳銃の名手で、とぼけている様で頭も良い。
西部劇の約束事を、逆手に取ったギャグの数々は
テンポのいい演出で大いに笑えるモノばかり。
主役のジェームズ・ガーナーが面白いのは当然だが
保安官の助手になるジャック・イーラムが、最高に面白い。
いつもは強面の悪役ばかりやっている彼が、この作品では全く逆の
正義の味方になっていて、大いに張り切って嬉々として演じている。
あまりの面白さに、ナント続編まで作られている。
「のるかそるか」は、一度でもギャンブルにのめりこんだ人の
遥かなる夢を、映画の中で実現している。
リチャード・ドレイファスが競馬狂いの男になりきって大張り切り!
わざとらしくないストーリーの展開が、見ていて気持ちが良い。
バカバカしいが楽しく見る事が出来る。
「弾丸特急ジェットバス」
これはもうメチャクチャ映画の代表です。
全長50メートルのバスと聞くだけで、バカバカしくなるが
ストッカード・チャニングなど、コメデイ専門の多くの俳優が大活躍。
見ている分には結構楽しい映画です。
三本続けて見ると、少々頭がおかしくなりそうになるが
何も考えずに見る分には、面白い作品ばかりです。
志村けんさんが、亡くなるというショッキングな訃報。
新型コロナウイルスに感染して、入院中だった。
まだ70歳、まだまだお元気だっただけに残念です。
一昔前の芸人の間を持っていた、貴重なコメディアンでした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。