「眉山~びざん~」 2007年 120分
監督・犬童一心 原作・さだまさし
出演・松嶋菜々子、宮本信子、夏八木勲、入江若葉、大沢たかお
さだまさしの同名小説を「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心監督が映画化した感動ドラマ。ガンに冒されながらも気丈に振る舞う母と、そんな母の秘められた過去の恋を辿ってゆく娘の強い絆を描く。出演は「犬神家の一族」の松嶋菜々子と「子ぎつねヘレン」の大沢たかお、そして10年ぶりの映画出演となる宮本信子。
東京で旅行代理店に勤める咲子は、徳島で一人暮らしをしている母・龍子が入院したとの報せを受け、久しぶりの帰郷を果たす。咲子はそこで母が末期ガンであることを知る。元々江戸っ子の龍子は入院してもなお、何でも自分で決めてしまう。そんな母に寂しさを感じながら看病を続けていた咲子は、医師の寺澤と出会い、少しずつ心を癒されていく。そんな中、母からは死んだと聞かされていた父が今も生きていることを知った咲子は、母の人生を知りたいと、まだ見ぬ父のもとを訪ねるのだが…。(ALLシネマ・抜粋)
10年ぶりに見ました。
徳島県出身の私には、何度見ても感慨深いものがこみあげてきます。
この映画、多くの徳島の人が関り、出演もしています。
クライマックスの阿波踊りのシーンは、5000人のボランティアが
エキストラとして、桟敷席の観客に扮して出演している。
この映画が完成した時、徳島市には哀しい事に常設の映画館が
全く無いと言う現実がありました。
閉館して日が経っていなかった徳島ホールでの公開となった。
勿論、超満員。徳島では大ヒットしました。
一周年記念、三周年記念の上映会も大盛況だったと聞いている。
それだけでなく映画公開後、旅行会社が企画したロケ地ツアーも
大ヒット。映画に出てくる和食の店は宮本信子さんが食べた料理が
大人気になり、お店には行列が出来た。
映画に協力した徳島フィルムコミッションも、この成功により
その後の運営がスムーズになったと聞いている。
地方ロケでの大成功を収めた貴重な映画になっている。
映画も徳島の観光地を巡る様な作品ではなく
眉山という優しい山に抱かれた徳島の町での
母と子の確執と和解。人間の心のありようを優しく描いた
堂々たる作品になっている。今回久し振りに見直して見て
一度帰りたくなった。橋が出来たり、高速道路があったりと
徳島も鳴門も変わってしまったが、眉山の山々、鳴門の潮の流れは
変わっていない筈。「ほなけんな~~」の響きが徳島の人の優しさを
変わらずに表現してくれる。どうしようか迷っていたが大型連休明けに
帰ることにします。そんな思いにさせてくれた映画でした。
続けてウディ・アレンの映画を見ようと思ったが
少々疲れすぎたようで、昨日はパスしてしまいました。
連日の好天に猫も私も浮かれています。
気温は昨日が29度。今日が26度。どちらと言えば暑いです。
窓を開け、自然の爽やかな風の中、最高に良い気持ちです。
燕が飛び交い、新緑の森のざわめき、
目にも耳にも爽やかさを感じます。
明日は雨の予報です。
明日はメイちゃんの49日法要。同時にモナちゃんの100日法要。
いつもの動物霊園にお参りに行ってきます。