黒澤時代劇を見ていた | B級おもしろ映画館

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なによりも面白い映画が大好きなオジサンのブログです

朝からマスコミは新元号で大騒ぎ。

自民党の三悪トリオの顔と声を、見たり聞いたりしたくないので

理屈抜きで楽しめる黒澤さんの面白時代劇を見ていた。

「用心棒」   ハード・ボイルド

「椿三十郎」  ユーモア

「隠し砦の三悪人」 活劇

昔、神戸の新開地の映画館で、年末になると

黒澤特集を組んで三本立てで上映していた。

いつの年だったか上記三本立てを上映。

日曜に朝から晩まで見ていた事があった。

私の友人が「腰が抜ける面白さ」と言った事がある。

時代劇と言うジャンルにこだわることなく

映画の楽しさ、面白さが充満している三本です。

三本の中なら「椿三十郎」が一番好きです。

事件の中心人物である伊藤雄之助さんがラストまで出てこない。

やっと出てきたらあの顔!完璧なキャスティング!

これ程笑った時代劇も珍しい。モノクロ画面に白い椿の鮮やかな事。

椿のシーンだけはカラーで撮りたいと、監督は言っていたそうですが

上手く行かないのでそのままモノクロで撮ったらしい。

佐藤勝さんの音楽も素敵で、忘れられない映画です。

「椿三十郎」では腰元役、「隠し砦の三悪人」では、百姓の娘を

演じていた樋口年子さんが忘れられない。

脇役の鑑です。素晴らしい!

中学の時、冬休みの宿題にこの映画の感想文を

400字詰めの原稿用紙5枚に書いて出したら

担任からは褒められたが、教頭から大目玉をくった。

当時の田舎の中学は、生徒だけで映画館に入ったらダメという

規則があった。寒い廊下に立たされた苦い思い出です。

何年か後にその原稿を読み返したが、何のことはないストーリーを

なぞっただけの物でした。(恥ずかしかった!)

 

「令和」ですか。

昭和、平成、令和。

昭和の戦後に生まれた私は戦争を知りません。

勿論、経験したくもありません。

自民党さん、数を頼りにやりたい放題ですが

何をやっても結構ですが

戦争だけはやらないで下さい。

一族三代にわたって戦争をやりたくて仕方がないでしょうが

安倍さん、嘘をつこうが勝手ですが、戦争だけはしないで下さい。

令和と言う時代が血に染まらない事だけを祈っています。