「マッキントッシュの男」 1972年 100分
監督・ジョン・ヒューストン、脚本・ウォルター・ヒル
音楽・モーリス・ジャール、撮影・オズワルド・モリス
出演・ポール・ニューマン、ドミニク・サンダ、ジェームズ・メイソン
スタッフは超一流揃い、キャストも豪華。
相当面白いスパイ・アクションを期待していた。
所が監督はじめ、皆様アルバイト気分で
イギリスやアイルランドでのロケを楽しむのに大忙しで、
作品の出来は二の次だったようです。
お話は、イギリスの郵便が正確な事から、ダイヤモンドまでもが
利用されている事を悪用して襲う事を計画。
これを実行するのがポール・ニューマン。
計画は成功するが密告があってP・ニューマンは逮捕され
20年の刑が下される。P・ニューマンに襲撃を依頼した
ミスター・マッキントッシュが脱獄を計画。
スレードというソ連のスパイを連れて逃げる事を条件に
脱獄を実行。成功する。ここまでは脱獄アクション映画。
ユーモアたっぷりの脱獄は、さすがJ・ヒューストン面白い。
ここからはスパイ・サスペンス。スレードがイギリスとソ連と中国の
三重スパイであり、こいつを脱獄させ、泳がせて一味を
一網打尽にすると言うマッキントッシュの計画。
これに手を貸すのがP・ニューマン。
一番の黒幕は誰で、どうなるのか?
ここからはP・ニューマン対黒幕の対決となる。
作品としてはそこそこの出来だが、オズワルド・モリスの渋い色調の
ロケーション撮影が見事だし、モーリス・ジャールの音楽も楽しめる。
最後はポール・ニューマンの魅力に尽きる事だと思う。
この映画、ソフト化の事は調べてないので分からないが
今回のNHK-BSでの放送は貴重でした。
「燃えよドラゴン」の記録的ヒットで、地方公開は「燃えよドラゴン」の
添え物としての酷い扱いだった。
私の知人も見逃したとブツブツ言っていた事を思い出す。
監督のジョン・ヒューストン、意外にもスパイ映画がお好きなようで
この他にも「秘密殺人計画書」1963年や
「クレムリン・レター」1970年、等がある。
我が家のメイ様。今日は少し体調が良いようで
自分で歩いてご飯を食べたり、水を飲んだりしている。
トイレも今日は順調の様子。
痙攣は今も一日一度くらいで起こっている。
少しは軽くなっているが1分が長く感じられ、辛い。
今は、ステロイド系の薬で抑えようとしている。
何しろ病院に連れてゆく事が不可能な猫なので
以前から病状などの説明は、時々していたので
何とか薬を出してもらっている。
妻と二人交替で見守っている。
24時間・完全看護の状態は続いている。