「メリー・ポピンズ」 | B級おもしろ映画館

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「メリー・ポピンズ」    1963年   139分

   監督・ロバート・スティーヴンスン

   出演・ジュリー・アンドリュウス、ディック・ヴァン・ダイク

先日、午前10時の映画祭で40年振りに劇場で見た。

「チムチム・チェリー」をはじめ、シャーマン兄弟の楽しい曲が15曲。

「ステップ・イン・タイム」などのダンス・ナンバーも素敵で

ディズニーお得意のファミリー向けのミュージカルの傑作です。

この映画の最大の見どころは、何と言ってもジュリー・アンドリュウス。

「マイ・フェア・レディ」の主役は叶わなかったが

この映画で、見事アカデミー主演女優賞を受賞。

ほぼ彼女の一人舞台だが、共演のディック・ヴァン・ダイクも

歌にダンスに達者なとこを見せている。

公開当時、話題となった実写とアニメの合成の見事さは

今見ても色褪せることはない。今ならCGで簡単に出来ると思うが

この頃に、ディズニー・プロの映画技術の素晴らしさは

この映画でも遺憾なく発揮されていた。

監督はR・スティーヴンスン。元々はイギリスの人だが

セルズニックの誘いでアメリカに渡り、サスペンス映画や文芸作品を

監督するがパッとしなくて、ディズニーと契約。

「フラバー」 「難破船」等、ファミリー映画でヒット作を連発。

1963年「メリー・ポピンズ」の大ヒットで、一時代を築く事になる。

その後も「黒ひげ大旋風」や「ラブ・バッグ」など

ディズニーのファミリー・ピクチャーには欠かせない監督となった。

そんな中でも、歌やダンスの素晴らしさにおいては

この「メリー・ポピンズ」は、群を抜いており名作と言って差し支えないと

思う。何度もリバイバル公開されて、その都度映画館で見ている。

今はDVDもブルー・レイも発売されていて、

自宅で見ても楽しさは変わることはない。

私には「ファンタジア」と「メリー・ポピンズ」の二作は

ディズニーからの贈り物と思える大切な作品です。

 

岡山に住んでいる妻の知人から

岡山名産「白桃」が届いた。

今から40年ほど前岡山に旅行して、

地元の普通のスーパーに寄った時、美味しそうな白桃が売られていた

贈答品などの高級品ではなく、一山いくらで売られている普通の品。

美味しそうなので、ホテルの冷蔵庫で冷やして食べた。

二人ともあまりの美味しさに、一言も交わすことなく

喉を鳴らし、むさぼる様に食べた。あまりの美味しさに感動し

次の年、高級な贈答品用の白桃を注文した。

これが期待した味ではなかった。軽いショックを受け以後は

「白桃」の事は忘れていた。妻が岡山在住の人に会い

桃の話になった際、この話をしたらしい。

それじゃあ、美味しい普通の白桃を送ると言われたらしい。

そんないきさつがあって、昨日その白桃が届いた。

美味しかった。40年前のあの思い出の味が甦った。

柔らかく、甘く、瑞々しい、この味でした。

形は不揃いでも、少々凸凹があっても、味は最高。

これが私たちの岡山の「白桃」です。

有り難い事と、感謝しています。本当に美味しかった。

徳島のスダチも届き、今年も故郷の味を満喫しています。