「戦慄の七日間」 | B級おもしろ映画館

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「戦慄の七日間」  1950年  モノクロ  94分

  監督・ジョン・ボウルティング

  出演・バリー・ジョーンズ、オリーヴ・スローン

イギリス首相宛に「一週間以内に、原子爆弾製造の中止を

発表しなければロンドンの中心で原子爆弾を爆発さす」という

脅迫状が届く。警察が調べていくと

原子爆弾をカバンにつめて、老科学者が失踪していることが

判明する。犯人の名前も写真も判明するが

現在の居場所が全く分からない。

七日間という時間の中で、警察と犯人の追いかけが始まる。

これが中々のもので、地下鉄で発見されるも

捕まえる事が出来ないというサスペンスたっぷりのシーンもある。

遂に当局はロンドン市民の全員疎開という策に出る。

これが凄い。誰もいなくなったロンドン街。これも見もので

ロケーションされた人の全くいない町の無気味さに圧倒される。

犯人が発見され射殺されるが、爆弾のスイッチは入ってしまっている。

残された時間はあと5分!さあどうなる。

60年以上前の作品だが、超A級の面白さ。犯人の余分な心情などは

一切排除した脚本の面白さ、人間の消えた街の寒々とした静寂と

荒涼とした風景の美しさ、ギルバート・テイラーの見事な撮影。

一見の価値のある素晴らしい作品です。

ジュネス企画で検索していてDVDを見つけて購入した映画ですが、

残念ながら映画館で見た事なく今回が初めてですが、

モノクロの画質も悪くなく大変面白く、多いに楽しむ事が出来ました。


朝からの雨模様に気分はそんなに良くなかったが

撮りだめていたヨーロッパ・サッカーの各国のリーグ戦を

楽しむ。3連休の初日だったがまあまあでした。