資金調達の調整で起きそうな問題 | エホバの証人研究(ブログ)

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王国会館の資金調達の調整で
現実に起きそうな問題を考えてみました。

日本で現実に予想されるパターン


パターン1

A会衆はB会衆の区域にある王国会館を共同で運営している。

A会衆は隣町の王国会館までの交通の不便さを考え
独自の王国会館建設を10年計画で進めていた。

あと2年ほどで資金の積み立てが完了するところであった。

近くに王国会館が建つことを楽しみにして
目標額に達するようにと無理して多額の寄付をする人もいた。
さらに近年の成員の高齢化、ガソリンの高騰があり
計画されていた王国会館が待望された。

そして今回の調整。積立金は支部へ送金することに。

建設計画は事実上の白紙となる。
支部が「必要」と判断すれば王国会館が建つかもしれない。

しかし1年後、A会衆は支部から「独自の王国会館は必要なし」と
判断されたことが知らさ引き続き隣町の王国会館を利用するように
指示される。

時 すでに遅し。
会衆は積立金を全額送金してお金がない状態。
会衆の成員は過去の積み立て金と計画のことは忘れるように
努力し、引き続き隣町まで通う。


パターン2

C会衆は会衆所有の王国会館を運営していた。
会衆の運営状態は良好で誰も不満はない。
この会衆の長老たちを将来の大規模改修を見越して
毎月会衆の基金を蓄えていた。

そして今回の調整。積立金は支部へ送金することに。

いよいよ大規模改修が必要な時期になり
長老団は支部に修繕の要請を出す。

帰ってきた返事は
「となりのD会衆に王国会館があるので、そこに行くと良いでしょう」
「今の王国会館の修繕のお金は出せません」

時 すでに遅し。
会衆はすでにお金がない状態なので従うことに。
何の問題もなく運営していた王国会館に別れを告げて
売却し、再び送金。会衆の成員はモヤモヤした気持ちで
遠くの王国会館に通うことになる。




ということで
一時的に協会にお金が集まり
協会への寄付額はアップすると思います が

時間を追うごとに調整の効果が薄れて
全体的にはマイナスになっていくように思います。

協会主導で会衆が再編成されるということも増えると思います。
しかし、そのついでに自然消滅する成員も増えるでしょう。



あと気になる点が一つ。

これまで王国会館の必要性は大きかったけど貧しいために
王国会館建設の申請時に「自己資金が足りないので
協会の王国会館基金から貸し出しはまだできません」
と断られていた会衆があるとします。
(実際お金が足りなくて断られたケースを聞きました)

今までは
「この会衆に王国会館が必要なのは
間違いないので、がんばって
自己資金の目標額が貯まるよう
会衆を励ましてください」

みたいに言われていたとします。

今回の調整で「自己資金」が関係なくなります。

そうすると今まで「この会衆に王国会館は必要」と
判断されていた以上、建設を断わる理由がなくなり
ますよね。そうでないと
「あなたの会衆は寄付が少ない
から建てられません」
という
イヤラシイ言い方をせざるをえなくなります。

そんな場合はどうするんでしょうね。