統治体名言 - セオドア・ジャラズ | エホバの証人研究(ブログ)

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統治体名言 - セオドア・ジャラズ

ヨハネ10:16の「ほかの羊」について
$エホバの証人研究「この表現を地的なクラスに当てはめないとしたら、
例え話のどこに彼らは出てくるのか?」

セオドア・ジャラズ

上記の言葉は ヨハネ10:16 にある「ほかの羊」の意味について統治体会議の中で話題になった際にセオドア・ジャラズが語った言葉です。

統治体の成員であったレイモンド・フランズは統治体の会議の中で,彼が出会ったエホバの証人の中で複数の人がこの節のことを「明らかに異邦人に当てはまる」と感じていたと指摘しました。(その中にはヨーロッパの支部委員会の成員も含まれる)

その時の様子をレイモンド・フランズは次のように語っています。
「統治体会議で「ほかの羊」の適用についての話題になり,ジャラズは「この表現を地的なクラスに当てはめないとしたら,例え話のどこに彼らは出てくるのか?」と述べました。決議を行う直前にレオ・グリーンリースは「少なくとも,これが異邦人に当てはまる可能性について検討すべきじゃないだろうか」と述べます。しかし,その話し合いの余地は認められませんでした。」
レイモンド・フランズ著 クリスチャンの自由
In Search of Christian Freedom p.466

セオドア・ジャラズの語った言葉は,典型的な循環論法です。

循環論法とは以下のように定義されます。
循環論法

ある命題の証明において、その命題を仮定した議論を用いること。証明すべき結論を前提として用いる論法。

つまり,ジャラズの言葉からすると以下のような推論になります。

  1. ものみの塔協会の教理が真理であるという前提がある。
    (この場合,クリスチャンには天的級と地的級が存在すること)

  2. その教理は聖書から証明されなければならない。

  3. であるから,ヨハネ10:16がその証明に用いることができないのであれば,別の聖句を見つけなければならない。

  4. もし別の聖句が見つからないのであればヨハネ10:16の現在の解釈は正しい。


ということです。

しかし,このような推論の仕方は正しいものではありません。

 


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