過去の奇妙で異例な指示の例と明石順三(ものみの塔1943年7月1日号) | エホバの証人研究(ブログ)

エホバの証人研究(ブログ)

ものみの塔 (jw.org) に関わるすべての人に向けてひたすら情報を提供します。


2013年11月15日号で組織から出る
「奇妙で異例な指示」に従う件

過去に出た奇妙な指示について考えてみました。

そして一つの記事を思い出しました。
$エホバの証人研究


The WATCHTOWER 1943年7月1日 205頁(英文からの訳)

主は今”忠実で賢い奴隷”を通してこう語っておられます。
「わたしたちの区域を半年に4回は網羅しよう」
この言葉は私たちの組織の指示となりました。
そしてこれは神がロゴスに対して
「わたしたちの像に人を創ろう」と
語られたときと同じような効力を持っています。
この新しい指示を受け入れ、
従うことはわたしたちの務めです。




ものみの塔によると「半年に4回は伝道区域を網羅しよう」という呼びかけは創世記1:26の「わたしたちの像に人を創ろう」という神の呼びかけと同じほどの効力があるということだそうです。

奇妙ではないですか?

具体的な指示そのものより,その論議の仕方が異常だと思います。

当時のエホバの証人がこうした記事にどのように反応したかは知りませんが,少なくとも日本にいた多くのエホバの証人がこの時期に,ものみの塔に見切りをつけました。その一人に明石順三がいます。

明石順三は日本を含めて極東地域の支部長を務めていた人でした。


明石は戦後にノアに対して七か条からなる公開状を送っています。

以下はその一部です。


二,現在に於ける所謂神権政府樹立と,
  その国民獲得運動の躍起主張は聖書的に一致せず。

三,所謂「神の国」証言運動の督励方針は要するに
  ワッチタワー協会の会員の獲得運動たるに過ぎず。

四,総本部の指導方針は,忠良なるクリスチャンをして,
  聖書の明示する唯一標準を外れて安直なる
  自慰的位置に安住せしめつつあり。

五,その自ら意識すると否とにかかわらず,
  種々の対人的規約や規則の作製は,
  せっかく主イエスによって真のクリスチャンに
  与えられたる自由を奪い,
  ワッチタワー総本部に対する盲従を
  彼らの上に強制するの結集を到来せしめつつあり。



当時の言葉づかいで分かりにくいですが,
要するに,彼が言わんとしているのは,
本部の連中は「神権政府」の上にあぐらをかいて
末端の善良なクリスチャンが持つべき
クリスチャンの自由を奪い,
かつそれを意に介せず組織拡大にまい進している,
ということだと思います。

以下のページに大変よく調べられた資料が掲載されています。
詳しくは「明石順三氏について」のページをご覧ください。
http://www.geocities.jp/todai_sha/relative_persons/Akashi_junzo.html

明石順三は当時の協会の出版物に最も精通した人でした。彼にとっては一度は受け入れ信頼していた組織でしたが,その教えを冷静に見直して,これがアメリカで興された宗教の一つにすぎないことを悟りました。

彼はそれまでの年月,かなりの労力を使って自らを組織に捧げてきましたが,この公開状を最後に組織との関係を断ちました。


さて,話を現代に戻します。

これから奇妙な指示がでるとしたらどんな内容なのでしょう。

「各会衆は半年に4回は○○円の寄付を取り分けるように」
「これは神のロゴスに対する指示と同じほど効力がある」

なんて言ってきたらどうしますか?

あるいは

「この世による不当な迫害が始まりました
マスメディアは背教者に汚染されています。
エホバの証人関連の報道は一切見ないように」

と書き送ってきたらどうでしょうか?

「聖書的な内容だったら受け入れます」と
言うでしょうか?

ちょっと待ってください。
協会がどんな奇妙な指示を出そうと
協会は間違いなく「聖書的な根拠」を出してきます。

「聖書中の預言的な型」かもしれませんし,
「○○級によって予示されていた」
「旧約聖書のここに,その原則が書かれています」
と言うかもしれません。

問題なのはその時に自分自身で
思考する能力が残っているか
ということだと思います。