C.T.ラッセル – WT1895 9/15 1866
組織に注意しなさい。それは全く必要のないものです。聖書の規則はあなたが必要としている規則だけなのです。他の人の良心を束縛するようなことをしてはいけません。そしてあなたの良心も他の人に束縛されてはなりません。今あなたが神の言葉から理解している事柄に限り、信じ従いなさい。そうすることによって恵みと知識と愛において日々成長し続けなさい。
どんな宗教にも、何らかの組織と表現できるようなものを持っています。
それでも、ものみの塔の創始者はこの組織というものに警戒するように言いました。
いろいろ考えてみると、ラッセルはなかなか鋭いことを述べていたのだなと思います。
レイモンド・フランズは良心の危機の384頁で、組織という概念が及ぼしている影響について分析して語っています。
エホバの証人が「神の組織」という言葉を使うとき、漠然と、世界的な、なにかすごい大きなものを想像します。それには人間が対抗できない、対抗すべきではない神が動かしている偉大なものというイメージです。
ところが「組織に忠節」と述べるときは、それはあくまでも統治体を意味することになります。
エホバの証人に限らず、統制的な大きな組織の中に属していると、このような概念のとりこになるのだなと思います。
そうでないと組織に対する不合理な忠誠心は説明できないと思います。
以前にどこかで聞いた話ですが、子供が「わたしエホバの証人の活動をもうやめる」と述べたところ、その人の母親がなぜか積極的にその子を”断絶”するようにもっていってしまいました。
”断絶”がもたらす結果をわかっていれば、我が子を断絶に追いやるようなことは出来ないはずなのに。
組織に対する忠誠心が暴走した結果だと思います。
お知らせ:以下の3つの記事をアップしました。
神権組織
http://www.jwstudy.com/docs/belief_theocracy/
統治体
http://www.jwstudy.com/docs/belief_governingbody/
C.T.ラッセル – 組織に注意せよ
http://www.jwstudy.com/docs/gbsays_russell_organization/