昨年、障害のある人の移動を支援する「ガイドヘルパー」の講習を受け、
年末に、ガイドヘルパー資格の認定カードなるものが届きました。
これで、晴れてヘルパーとして、稼働できることになりました^^
といっても、本業の隙間時間に行うので、実際に支援に入るのは月に数回、数時間程度なのですが。
それに関連して先日、「自立支援って何?」
という講座を受けてきたので、ちょっとシェアーさせてください。
成人期の知的障害者が親元を離れて生活する、というと、
多くの人は、グループホームなどの施設を連想することと思います。
でも、私たち、健常と呼ばれる人が親元を離れると言えば、
まず「一人暮らし」ですよね?
シェアハウスや大学や会社の寮という選択もありますが、
こちらはむしろ少数派のはずです。
知的障害のある人にも、「一人暮らし」という選択肢が与えられてしかるべき、
との考えのもと、実際に知的障害者の一人暮らしを支援しているNPO法人があります。
それが、大田区にある風雷社中さんや、NPO法人はちくりうす
(私が移動支援のヘルパーとして登録した事業所さん)です。
これらの事業所さんでは、重度知的障害のある方の一人暮らしをサポート(これを自立支援といいます)を、365日行っている。
講座によると、どんな生活のスタイルが合うのかを考える時、
知的障害のある人の多くは推測・憶測は苦手であり、「合う」「合わない」を知るためには体験してみることが大切だといいます。
自立支援のサポートを受けながらの一人暮らしをやってみて、合うなら続ければいいし、
やっぱり今はもうちょっと親元にいたいな、ということならそれもいい。
もちろん、施設がいいな、という選択だっていい。
大事なのは、施設だけでなく、そういった「選択肢が提示されること」
と聞いて、
「それはそうだな」
と思いました。
同時に私はこの話を聞いて、
「じゃあ、そうであるならば何でこれまでその状態が問題視されず、改善もされず、今もまかり通っているの?」とも思いました。
たぶん、この話の難しいところは、
①そもそも自立生活という選択肢を提示される以前の問題で、「知らない」、「思いつかない」人が大多数であること
②重度知的障害のある人の場合、「この生活パターンがいい」という意思を本人が伝えることが難しいことも多く、第三者が様子を見て判断しなければならないこと
③利用希望者が急増したらしたで、制度がおいつかないこと
④ただでさえ人手不足なのに、ヘルパーさんの手がさらに不足すること
…きっと他にもあるでしょう。でも、大枠はこんな理由だろうと思いました。
この制度の話を聞いて、私が利用者サイドとして思うのは、
「ここに、当事者やその家族のことを思って「自立生活」をサポートしてくれようとする団体が存在すること」の、ありがたさです。
現時点では、自立支援の制度を利用しながら一人暮らしをしている障害者は
まだまだ少なく、それぞれがモデルケースなのかもしれないけれど、きっとこれから、徐々に増えていくでしょう。
その時、制度が使えることを「あたりまえ」と思うのではなく、
「障害のある人の自立をサポートしてくれる人が居てくれてはじめて成り立つ」、ということを、忘れてはいけないと思います。
「ありがたい」と感じて暮らすことは、常に幸せを感じながら暮らすことと同義語なので、
利用者側とサービスを提供する側の関係がホカホカする、そんな風になれたらいいな、と思いました。